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BYDも自動運転実証を開始へ

BYDが中国の高速道路/公道におけるLv3自動運転の実験に関して政府から許可を得たとのことです。
中国ではMercedesやBMWが同様の許可を得て実証を進めていますが、ここにきてBYDも参入したことで競争が激化するとともに、知見が集積されそうです

1;BYDのLv3自動運転

 12/25にBYDは深圳市の高速道路におけるLv3-自動運転システム搭載車両の試験を行う許可を得たと公表。7/12には中国初のライセンスを獲得しており、今回は公道での試験走行を行う許可絵を得たことで弾みがつきそう
 BYD以外でもBMWは12月初めに上海の高速道路で試験許可を獲得、Mercedesも北京の指定高速道路で自動運転試験を実施する計画を発表している

2;中国でのLv3自動運転

 Lv2からLv3への移行は交通事故/運転責任が[ドライバー(支援運転)→自動車メーカー(自動運転)]に移る点で非常に大きい。Lv3は[条件付き自動運転]として知られ、ドライバーが運転以外のことを車内でできるようになる点が強み
 ヒトの介入なしに道路/交通状況を把握/対応する技術だが、警告時にはヒトがハンドルを握る必要がある点には注意必要
 
 上海汽車及びIM-Mortors(アリババのEVブランド)もLv3自動車の製品参入を政府に申請、IM社のモデルはLv3パイロットプログラムに最初に参入するものの一つ

3;MercedesのLv3対応

 MercedesはLv3で先頭を走っており、各国/地域で展開を進めている
(米国/欧州)
 Lv3認定システムをClass-Sに搭載して展開、米国ではネバダ州/カリフォルニア州で、欧州ではドイツにおいて試験が法的に承認されており拡大が見込まれる
(中国)
 政府と協業してLv3システムを交通インフラ/交通状況に適応させ、21年から通行止めの道路で試験を実施している。R&D部門は[道路標識/標示に適応させて継続的な改善を行っている]とのこと

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