Suzuken0331

投資銀行や事業会社(事業開発&事業推進)をへて現在はモビリティな会社で事業&a…

Suzuken0331

投資銀行や事業会社(事業開発&事業推進)をへて現在はモビリティな会社で事業&サービス開発を担当しています。好奇心が服を着てるようなもんで、興味関心は幅広くてAI/BlockchainといったTech系に限らず外交政策/国内政策/旅行/甘味と気にかかったものをまとめていきます。

マガジン

  • eVTOL関連

    空飛ぶクルマ;eVTOL関連の記事です

  • 米国OEMの動き

    Ford/GMの最近の動きをまとめてみました

  • Gogoroまとめ

    台湾発祥のeスクーター&交換バッテリーの雄;Gogoroの記事です

  • Teslaについてのまとめ

    Tesla関連のこれまで記事を纏めてみました

  • 船舶/海運の電動化まとめ

    電動化が意外と進みつつある海運業界の記事です

最近の記事

  • 固定された記事

中国の自動運転業界の現状を調査/サマってみた

 中国の自動運転は2023年後半に[政府による要件/規則の公表]や実験運転許可の複数発出などを通じて、EVに次ぐ政府施策として盛り上がってますが、昨今の業界状況はどうなのか少し調べてみました。  完全自動運転に対する見方は業界内でも分かれますが、当面はADAS販売や他国展開で糊口をしのぎつつ進めて業界を作っていく動きが起こっています。一方で米国での最近のCruiseを取り巻く環境変化に対しては各社注視しています。いずれにしても自動運転業界も米中のつばぜり合いが激しくなってきそ

    • 英国の自動運転新興;Wayveが米国で自動運転実証開始へ

      自動運転新興;Wayveが英国に続いて米国でも自動運転試験を開始しました。 同社にはSoftBank/MicroSoft/NVDIA/UBERが出資しており、米国特有の交通環境をAIに組み入れることで自動運転機能の高度化を目指します。 1;Wayveによる米国実証の開始 10/21に自動運転新興;WayveはSF市及びベイエリアで[Teslaのような自己学習型自動運転SW実証]の開始を発表。2018年から行う本拠地;英国以外で初の路上試験で米国事業の拡大への足掛かりの位置づ

      • 利便性追求のレンタカー新興;Kyteが事業縮小/レイオフで事業再構築へ

        車両の配車/引取をスタッフが代替して利便性の高いことで有名なレンタカーサービス;Kyteが事業再構築に動いています。 今回の再編では事業縮小/レイオフで構成され、事業規模は半分以下になりますが同時時に資金調達には成功したとのこと。 利便性の高さには定評があるため、今後の事業再構築の行方に注目が集まります。 1;Kyteによる事業再構築 [Hertzの代替]を自称するレンタカー新興;Kyteは人員削減/事業縮小を行い、今後18か月で収益計上を目指す。今回はエンジニアリング/C

        • Teslaが中国での無金利ローン提供を延長へ

          Teslaが今期の販売台数の記録更新にあたって最大市場である中国でのインセンティブ強化に動いています。 従前より実施しているModel3の新規購入者向け無金利ローン提供を1ヶ月延長し、直近の好調トレンドをブーストさせる方針です。 最近時のTesla業績の良さ(粗利益率の高さ)を勘案するとインセンティブコストは十分に吸収できると思われます。 1;Teslaによる無金利/低金利インセンティブ 10/28にTeslaは中国でのWebサイト情報を更新し、自動車ローン金利;0%の期間

        • 固定された記事

        中国の自動運転業界の現状を調査/サマってみた

        マガジン

        • eVTOL関連
          5本
        • 米国OEMの動き
          8本
        • Gogoroまとめ
          2本
        • Teslaについてのまとめ
          49本
        • 船舶/海運の電動化まとめ
          1本
        • Waymo関連まとめ
          9本

        記事

          世界初の電動水中翼フェリーが商業運航開始

          スウェーデンの電動船新興であるCandelaが水中翼電動フェリーを公共交通利用に用い始めました。 従来フェリーに比べて高速/快適性などでメリットがあり、陸上輸送に比べて劣位だったこれまでの常識が覆りそうです。 1;Candela社の水中翼電動フェリーの商業運行 10/29にCandela社のP-12(水中翼電動フェリー)の初の商業運航がストックホルムで開業。P-12;Novaは市内で[タップストローム~市庁舎]のルート15kmを30分で結ぶ  車や公共交通機関を使うと1時間

          世界初の電動水中翼フェリーが商業運航開始

          VWのEV事業体;Scoutが EV ビジョンを発表、ガソリン電動機による拡張も

          VW系列のEV企業;Scoutが2027年の発売を目指すBEVの2モデルを発表しました。 過去に生産/展開していたScoutブランドの無骨さ/堅牢さを引き継いだデザインで、旧来のファンとの対話の中で設計したとのこと。 ガソ発電を搭載した拡張版も発表しており、EVと旧来型の良いところを取ったモデルとなりました。 1;VW系のScoutによるモデル発表 VWのEV分離事業体であるScoutMortorsが10/24に新型[Scout(SUV/Truck)]のティザーイメージを公

          VWのEV事業体;Scoutが EV ビジョンを発表、ガソリン電動機による拡張も

          採掘現場で用いられる建機にも電動化の波が

          EVの普及/拡大で鉱物資源需要が増しており、採掘むけの建機でも稼働が増してますが業界では課題も。 人員確保/コスト効率化は急務となっており、採掘スポットの増加との見合で電動化/自律化が他車輛に比較して早く進んでいます。 1;建機業界での電動化/自律化トレンド 最近相次いで発表された調査報告で鉱物採掘業で電動/自律型採掘機の採用が進んでいる。  ニッケル/リチウム/リン酸塩といった露天掘り系の資源に対する需要が世界的に高まっている点が最も大きい背景であり、加えてオペレータの慢

          採掘現場で用いられる建機にも電動化の波が

          米Jobyの資金調達と独Liliumの破綻

          eVTOL業界での競争が進んで優劣が付き始めつつある動きが出ています。 優位にあるJobyは事業拡大に向けた株式売り出しを発表、株価は堅調に推移しており市場/社会からの信頼を集めています。 一方でドイツのLiliumは以前にはプロトタイプ開発/飛行で注目を集めていましたが、この度政府からの支援が得られず破綻に至りました。 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1819848/000181984824000460/a424b5-202

          米Jobyの資金調達と独Liliumの破綻

          VWが事業再編に向けて本国工場閉鎖/レイオフ実施へ

          VWがこれまで禁じ手とされてきたドイツ本国での工場閉鎖に踏み切ります。 報道レベルではありますが、関係者が次々とコメントを出しており、工場閉鎖/レイオフ/賃金カットで構成される事業再構築を行います。 VWは労使協定で雇用保護協約を結んでいるわけですが、形振り構っていられない状況に中国EVの攻勢で陥ってしまいました… 1;VWのドイツ工場閉鎖&レイオフ VWは昨年に工場閉鎖の検討について報じられたが、このほど工場閉鎖計画が詳細レベルで検討されていると報じられる。  工場閉鎖は

          VWが事業再編に向けて本国工場閉鎖/レイオフ実施へ

          WaymoはAlphabet/a16zなどから56億ドルを調達

          Alphabetの自動運転子会社であるWaymoが親会社及び重鎮VC陣から56億ドルの資金調達に成功しました。 従前にAlphabetは複数年での50億ドル支援を発表していましたが、著名VCからの外部資金調達は同社による自動運転の社会実装実現が徐々に進んでいることへのポジティブな評価だと思われます。 自動運転(ロボタク)では一興のWaymoの動向には注視が必要です。 1;Waymoの資金調達 10/25にWaymoはSeries-Cラウンドで56億ドルの調達に成功したと発表

          WaymoはAlphabet/a16zなどから56億ドルを調達

          NHTSAがTesla-FSDの新たな調査を開始

          米連邦政府の交通規制当局;NHTSAはTeslaのFSDについて新たな調査を開始したと発表しています。 今回の調査は視認性の困難/低い環境下での機能確認で、昨年から相次いで濃霧/曇り状態などで発生した事故報告に伴う調査となります。 一方でFSD稼働下での事故では複数の係争を抱えており、本件調査も注視が必要です。 https://static.nhtsa.gov/odi/inv/2024/INOA-PE24031-23232.pdf 1;NHTSAによるTesla-FSD調

          NHTSAがTesla-FSDの新たな調査を開始

          GM-Energyが、最大20時間給電可能なEMSをリリース

          GMでV2Gプロダクト事業を展開するGM-Energyが最大20時間の給電が可能な新型蓄電池/EMSをリリースしました。 最近のハリケーンラッシュで米国内でも非常事態の電源確保が喫緊の課題として認識されており、このタイミングでのリリースはEVとの連動で販売加速しそうです。 1;GM-Energyによる新EMSプロダクト発表> 10/10にGM-EnergyがPowerBankの住宅向けエネルギー管理製品のポートフォリオを拡大、全米展開する旨を発表。  PowerBankは地

          GM-Energyが、最大20時間給電可能なEMSをリリース

          Uber乗客の半数が自動運転にNoと答えている…

          Uberの乗客の半数は自動運転を拒否しているとのUberのデータがBloombergで報じられています。 Teslaが最近時に自動運転に注力していることへの警戒感も垣間見えますが、顧客接点ある企業の肌感覚としては貴重なデータ。 自動運転の完全実装には時間と手間がかかりますが、不可避として業界全体が一つの方向を目指すべきだとも思われます。 1;Uber乗客の半数は自動運転NG?? 10/10のBloomberg報道でUber利用者の半数が自動運転車の配車提案を拒否しているとこ

          Uber乗客の半数が自動運転にNoと答えている…

          LyftがSmartcarと提携してEVドライバーの利便性向上へ

          米国の配車PFであるLyftは、社用システム(API)の開発を行うSmartCar社と組んでEV運転手向けサービスを展開します。 EV運転手にとって一番気がかりな充電レベルと航続距離を加味した配車リクエスト整理を行うサービスで、サービス提供にあたっての懸念払しょくを狙うもの。 配車PFにおけるEVシフトは環境影響などの観点で効用が喧伝されますが、一層に進むフックとなりそうです。 1;LyftとSmartCarの連携 9/24にLyftとSmartCarはEV運転手向けに対応

          LyftがSmartcarと提携してEVドライバーの利便性向上へ

          WaymoがSF市の公共交通接続にインセンティブ発行へ

          WaymoがSF市でロボタク配車に絡んで公共交通網との接続に使う顧客向けインセンティブを提供するプログラムを開始します。 公共交通が一定整備された市内では公共交通との接続は効果高く、これまでの乗車実績からも事業拡大に資すると見ている模様です。 1;Waymoの公共交通網利用インセンティブ 10/17にWaymoは公共交通網との連携利用にインセンティブを出す取組を発表。SF市で特定の公共交通機関の駅を利用する乗客に3ドルのクレジットを提供、今後1ヶ月実施。  実施は11/15

          WaymoがSF市の公共交通接続にインセンティブ発行へ

          マイクロモビリティ企業2社の合併により、TierがDottに

          欧州でスクーターや自転車といったマイクロモビリティのシェアリングPFを展開するTierとDottが10/1に統合してDottに統一されます。 統合自体は本年1月に発表されていましたが、ついに統合実現して欧州での圧倒的な規模を活かした事業基盤強化と成長を狙います。 単価の低いマイクロモビリティ事業は規模を追わないと事業成立が難しく、まさに教科書通りの統合となりました。 1;TierとDottの合併 24/10から欧州のスクーター/自転車シェアリングを手掛けるTierとDott

          マイクロモビリティ企業2社の合併により、TierがDottに