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CATLとVolvoがEVバッテリー再利用を強化へ

CATLとVolvoがバッテリーの再利用に関して連携を深めています。
これまでの上市したEVのバッテリーを回収し、90%以上を再利用してバッテリーを造成して新型EVに搭載するとのことです。
90%再利用ということでリセールバリューも相当に高くなってると思いますが、保有コストもその分下がってるとすると相当に普及に追い風かと思います。

https://www.reuters.com/business/autos-transportation/volvo-cars-sees-tremendous-growth-evs-ceo-says-davos-2024-01-17/

1;VolvoとCATLの提携

 VolvoとCATLはEVを用いたCO2排出量削減への新しい提携を発表。耐用年超過/廃棄されたEVバッテリーを回収、系列メーカーでのリサイクルを行うとのこと。メーカー/サプライヤーは分解してNi/Co・Ki等の主要材料の90%以上を再利用する
 VolvoによるとCATLはリサイクル材料を用いて新しいEVのバッテリーとして使用。2019年からVolvoはCATLとバッテリーの長期安定供給に関して契約済み

2;Volvo;EX30の躍進

 VolvoはEX30を基幹EVとして販売、低価格を武器に驚異的な成長を達成するとしている。EX30はUS;34,950ドル/欧州;36,590ユーロで販売しており、会社全体の売上高の伸びに貢献
 会社によると今後数か月間はEX30の販売拡大にリソース投下を進めるとのことで、24/03には1.8万台の販売実績となり、前年同期比で50%近い伸びとなり、単月で総売り上げの23%に

 CEOのJim Rowan氏によると2023年はVolvoにとって節目の年だったとしてコメント
 -[2023年は11.3万台のBEVを販売し、2022年と比較すると70%増加した。総販売台数の16%を占めるまでの規模に達した]

3;その他

 Volvoは2030年までの完全BEV化を目指して動いており、25年末までに総販売台数の50%がEVになると予想
 また、2030年までに[CO2排出量/台]を75%削減する目標を掲げており、23年には18年基準と比較して20%削減したと報告。24/03にはディーゼル車の生産を終了した

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