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CATLがeVTOL新興に対して数億ドルの投資を表明

中国バッテリー大手のCATLが同国eVTOL新興のAutoFlightに対して数億ドルの投資を表明しました。
CATLのバッテリー技術も同時に提供するとのことで資金/技術双方を獲得するAutoFlight社は現在進む型式認定と並行して航続距離強化などを実現するようです。

1;CATLがeVTOL新興と提携

 8/5に中国バッテリー大手のCATLはeVTOL新興; AutoFlight(AF社)と戦略的事業提携を結んだとリリース。CATLはAF社の航空技術の研究開発促進に向けて数億ドルを投資、直接投資/協力契約で構成される
 今回の提携の主たる目的はeVTOLバッテリーの共同研究開発で、両社は双方の経営資源と技術知見/知識を組み合わせて、バッテリーのエネルギー密度/性能の向上に注力。eVTOLの飛行距離延長/積載量増加を実現するとともに、航空機能に係る安全性/安定性の大幅な改善も実現することを目指す
 AF社は今回のCATLによる投資で[技術力強化]を通じた開発加速が可能であるとする

2;AF社とは

 AF社は上海を拠点とする航空機開発企業で、自律型eVTOL/エアタクシーの開発と導入を行っている。
 主力のProsperity機の当局認証は24/04に開始され、2025年には欧州航空安全機関からの旅客機認証を受ける予定。[旅客向け;Prosperity I]と[貨物向け;CarryAll]の2機種で下記のようなマイルストンを辿ってきた
 -(24/04) 貨物型[CarryAll]が中国民用航空局(CAAC)から型式証明を取得
 -(24/02) 深圳市と珠海市を結ぶ都市間電動エアタクシーのデモ飛行を披露、50kmのルートを自律飛行した
 -(23/03) Prosperity-Iで250kmの空中飛行に成功し、当時の世界新記録を達成。その後にも、3機の編隊飛行に成功
 -(22/06) 初のeVTOL全長飛行動画を全世界に公開
 -(22/01) 初の本格的なeVTOL飛行に成功

 直近、24/05には5人乗りの[Prosperity]が日本の航空事業者(サンワエアロスペースインダストリー)に納入され、また同社はeVTOLを大阪万博での実証飛行に用いる予定とのこと

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