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ChargePointがEVトラック向けの大規模充電システムを配備へ

米国充電サービス大手のChargePointがEVトラック向けのMW充電システムをローンチしました。
EVも自動運転も産業用車両から普及が進みつつあり、マネタイズ対象としても見眼があるところでの展開と思われます。
他社も追随する動きがあり、米国での充電インフラ整備状況は注視が必要です。

1;ChargingPointのMW充電システム

 CPは商用EVトラック向けの新しいMW充電システムをサービス実装したと発表。MW充電システムのケーブル/コネクタは、Power Link 2000ステーションで利用可能となる(当該ステーションはモジュール式 Express+ DC高速充電PFの一部)
 新しいMW充電システム最初は最大1.2MW(1,000世帯への給電可能量)を給電、最終的には最大3MWを給電できる設計
 双方向充電をサポートする設計で、将来出てくる車両(双方向対応)にも前もって準備。陸上車両だけでなく、将来普及するとされる[海洋][航空]といった用途にも対応しうる設計

2;MW充電の意義

 輸送部門は米国でも最大の汚染部門であり、電化の最大利点は[排出量の大幅削減]にある
 現時点でも年間4億tを超える温室効果ガスを排出、輸送車両の電動化は世界的な気候目標の達成に向けた重要なステップ。移行を促進する観点でもMWレベルの充電インフラ確率は重要

 CTOのHossein Kazemi氏は下記のようにMW充電の意義を強調している
 -[MW充電はトラック輸送の電化課題の半分を解決すると考えている]
 -[EVトラックの開発企業は、このインフラを活用してICEトラックの走行距離に達するレベルでの事業活用が可能になった]

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