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トヨタが電動エアタク新興;Jobyに5億ドルの追加出資

トヨタがeVTOL新興のJobyに対して5億ドルの追加投資を普通株出資の形で行うと表明しました。
Jobyに対しては資金だけでなく研究開発/製造等の分野でもリソース提供を行っており、今回の資金も含めて商用展開へ加速させる計画です。
一部では日本で今後予定されるイベントでの利用やWOVEN-CITYでの利用も取りざたされています。

1;トヨタのJobyへの追加投資

 10/2にトヨタはeVTOL/エアタク新興のJobyに5億ドルを投資して協業を促進すると発表。
 トヨタの総投資額は、20年実行の3.94億ドルの出資を含めて8.94億ドルに上る。今回の投資は普通株への出資となり、24年後半/25年中の2回に分けて実行される予定とのこと

 今回の資金はJobyによる[連邦航空局によるType-2認証の完了][eVTOLの商業生産サポート]に用いられる予定
 Jobyの機材はType認証の5段階のうち4段階目にあり、25年に商業エアタク事業を開始することを目指している。また、CA州マリーナのパイロット生産ラインから3機目のeVTOLを最近出荷、CA州で2倍以上の製造能力を持つ拠点整備に着手

 CEOのJoeBen Bevirt氏はトヨタとの連携強化と早期の商用化への決意表明をしてる
 -[今回の投資は、両社間の7年間の協力関係に基づいており、トヨタと共有した知識とサポートは、ジョビーの成功に大きく貢献している]
 -[航空旅行の未来に対する共通のビジョンを実現しながら、関係を深めていくことを楽しみにしている]

2;Jobyとトヨタの関係

 Jobyは09年にJoeBen Bevirt氏が設立し、都市部の商用エアタクとして使用されるeVTOL航空機の開発/認証/製造に取り組んできた。
 -20年にはUberのエアタク部門;Elevate社を買収するとともに、Uberから7,500万ドルの出資を受け入れ、協業も拡大
 -21年にはSPAC合併を通じた上場計画を発表し、8月に上場

 トヨタは2018年にSeries-Bラウンドでの出資(Toyota Ventures経由)を皮切りに各ラウンドで投資を実行。20年のラウンドではリード投資家として動いて5.9億ドルの調達に成功してる
 資金支援に加えて、技術/製造/人員といった分野でのサポートも実施。19年以降、トヨタ生産システム(製造計画/製造方法/ツール設計など)をJobyと共有し、トヨタのエンジニアがJobyで実務に就いている。また、23年に両社はトヨタがJobyの航空機製造に主要なパワートレイン/アクチュエーションコンポーネントを供給する長期契約を締結

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