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英EVポイントが初のV4併置充電拠点を開業へ

英国小売り大手ASDAの展開するEVポイントが初のV4導入を実現したとリリースしています。
欧州大陸ではじわじわ進むV4併置の充電ステーション、自動車各社のNACS対応が進みつつあることで各国で同様に拡大が進みそうです。

1;英EGグループがV4充電拠点を拡張へ

 3/22にEGが展開する[EG-PointNW]は英国初のV4スーパーチャージャーを設置する充電拠点を開設。
 英国中部UttoxeterのASDA-Expressに設置されている画像が確認でき、同社は23/11にTeslaにV4発注をリリース、今回設置分は当該発注分とみられる
 EGは英国/欧州大陸の3,600拠点に20,000基以上の充電器を配備する計画を公表。Teslaとの連携が継続すればTeslaにとっても大きな収益源になりうる
 EGは英国の小売大手ASDAの子会社でコンビニエンスストア部門を担っており、元々EGはBPのガソスタ部門に付随するコンビニだったが、23/06に当該事業のイングランド/スコットランド部門がASDAに買収された

2;TeslaのV4と今後の事業

 V4スーパーチャージャーは[NACSプラグ][CCS1アダプタ(Magic Dock)]を併置する急速充電器で、Teslaは自社生産を開始しておりコスト競争力を持つ
 V4に係る最初の注文は23/10に行われ、顧客から1億ドル相当を受けた。欧州大陸ではすでに展開しており、全てCCS2標準と互換性があり、最新EVは全ての充電拠点で充電可能
 
 Teslaは高いコスト競争力を誇るところ、TeslaのSCを利用するサードパーティの充電事業社数は増えることが予想される。Teslaは米国でのV4展開を加速させる方針で背景にはOEM各社のNACS対応がある
 23年秋に展開し始めたV4はNACS対応を通じ、より広範囲のEV充電が可能となった

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