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Waymoが事故対応に絡んで初のSWリコールへ

Waymoが12月にフェニックスで起こしていた衝突事故(軽度)への対応策として初めてSWリコールを行いました。
事故発生後、当局としっかり協議を行ったうえでの対応となり、Cruiseの前例を参考とした対応であるとみられます。
米国内での自動運転への風当たりが強くなる中、本件対応の広報/リリースで風当たりの緩和が期待されます。。。

1;WaymoによるSWリコール

 昨年12月にフェニックスで発生した衝突事故を受けて、Waymoは自社ロボタクで利用するSWのリコールを決定した。これまで対応としては[12/20にSWの修正プログラムを完成させ、テスト/検証を実施][1/12までに全車両へのアップデートを完了]
 Waymoの最高安全責任者Mauricio Peña氏は公式Blogで下記のように事故とリコールについて述べた
 -[衝突自体は軽微でどちらの車両も乗客はおらず、けが人もいなかった]
 -[現在事業展開する配車サービスは今回のSWアップデートによって中断されておらず、現時点も稼働している]
 -[今回のリコールはWaymoの保有技術の安全性/地域社会への責任の強さを端的に示しており、今後も信頼を第一に事業を進める]

2;キッカケの事故

 昨年12/15にフェニックスで発生した事故はPUTを牽引するレッカー車との接触事故
 (対象車);フェニックスの公道の走行する[レッカー車+牽引PUT]
 (事象1);雑に牽引接続されていたPUTがセンターターン車線と車線を横切って常に斜めに傾いていた
 (事象2);レッカー車とPUTの向きが一致しておらず、ロボタクはレッカー車の走行予測を誤って予測して回避行動に
 (事象3);牽引PUTに接触し、Waymo車体の左前バンパーに軽度の損傷が生じた

 接触後もレッカー車は止まらず、数分後に別のWaymo車が同じうPUTに接触して左前バンパー/センサーに軽度の損傷。ちなみに、レッカー車は2回目の衝突後にようやく停止

3;事故後対応

 Waymoは事故直後に警察/公安局に連絡し、翌日に国家道路交通安全局(NHTSA)に報告。NHTSA職員は事故についてWaymoと[4回以上の会話]を行い、Waymoは使用SWの回収検討を実施すると確約していた

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