見出し画像

ARグラスでも米中戦争か?!

ARグラスの両翼とされる米;MagicLeap社(ML)が中;nReal社(NR)に対して起こしていた訴訟事案について最新情報が出てきました。
NRは先だっての5月に中国3大キャリアとのパートナーシップを締結、10/17には中国聯通と販売協定を提携(400店舗での販売)をリリースしたばかり。
実質的にMLの中国市場販売を切り札にしての訴訟事案となりそうですが、MLにはAlibabaも出資しているところ、中国政府の意向がどこまで聞くのかは注視が必要です。最悪のケースとして、「米中貿易戦争~ARグラス編~」にも発展しうる(Alibaba出資分はセカンドで売却してNRへ中国資本を集中とか…)と思われます。

【本件サマリ】
<発端の訴訟内容>
・本年6月にMLはNRのCEO(Chi Xu氏)を技術盗用/機密漏洩に関して訴訟を提起、内容は以下。
 └Chi Xu氏がML在籍した1年強に職務放棄して機密情報の入手に勤しんでいた
 └退社後は中国で設立した自身の会社で機密情報ベースでデバイスを開発して上市
 └MLはデバイス上市に7年の期間/20億USD超を投じたのに対し、NRはMLの技術を使って2年足らずで開発/上市した
・本件訴訟対象はChi Xu氏のみならず、法人としてのNR社も対象

<今回の最新情報>
・6月の訴訟提起以降、Xu氏が姿をくらませていたが、ようやく連絡があり裁判日程が決まった
 └所在地を探すため、調査員/探偵を雇ってFB/Insta/LinkedIn/イベント会場などで張り込んだと
・初審は20年1月予定で、当初予定の19年11月から2か月先延ばしに
 └担当判事は「Apple vs Samsung」の特許事案も担当した人物

<記事URL>
https://magic-leap.reality.news/news/magic-leap-lawsuit-vs-nreal-takes-major-step-forward-after-legal-team-scours-planet-search-elusive-founder-0209418/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?