ドイツ政府によるEV充電網整備計画が始動
ドイツ政府が進める全土EV化計画の一環である充電網整備計画について初回入札が終わり、10社の採用が決まりました。
今回の計画では8,000基/900箇所が整備される予定で、欧州最大のPJが動き出しました。
1;今回の入札
ドイツ連邦デジタル運輸省(BMDV)は[Deutschlandnetz]の初回入札を完了し、約8,000台のEV充電器/約900か所の急速充電ステーションを建設する10社のリストを発表。
当該プロジェクトはドイツ国内のEV充電インフラの改善を目的としたもので、アウトバーンの休憩施設200か所に急速充電器設置場所が増設、約1,000台の急速充電器が設置される
今回の落札者はドイツ企業と欧州大規模NWが含まれており、下記の企業であるが、急速充電箇所は現行EV数の増加を念頭に、既設のインフラの利活用を考慮して決定
→Allego/BayWa Mobility Solutions/E.ON Drive Infrastructure/Eviny Elektrifisering AS/Fastned Deutschland/EWE Go HOCHTIEF Ladepartner/Mer Germany/Pfalzwerke/Total Energies Marketing Deutschland
PJを通じてドイツは一定の競争レベルを維持すべく、複数NWに跨る高密度の急速充電インフラを備えることになる
2;落札社によるコメント
-TotalEnergies-
プレスリリースで[ドイツ東部/中部/西部にEVハブ(ステーション)を134カ所建設し、合計約1,100のハブを整備。28年までに欧州に1,000拠点を展開する計画の中で最大規模のプロジェクトの1つとなる]
現在はDC充電器300基/AC充電器48,000基
-Fastned-
初回入札を介して92か所が建設され、1か所あたり最大16基が設置。現時点での37カ所から大幅に拡張されることになる
3;その他
Teslaは本PJに参加していないが、約180のステーション/約2,500の個別スタンドを展開している
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?