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GMエナジーがV2Hプロダクトを発表、21日間の家庭給電がウリに

GMがEVと家庭の双方向充電/給電を可能とするV2Hシステムの販売についてリリースしています。
今夏から発売予定のUltiumベースEVとの併用で21日間の給電を喧伝しており、最近多発する停電への備えとして売り出しを図っています。

1;GMによるV2Hシステム概要

 GMエナジー(GME)はV2H双方向EV充電器をリリース、21日間の電力供給を売りにして最近多発する停電への備えを強調する。GMEの家庭用EV充電器を設置すると互換性のある GM-EVから自宅に給電することが可能に
 V2Hの最初の対象車種は2024年型[シボレー・シルバラードEV-1st Edition RST]で今夏に発売予定。26年モデルまでにUltiumベースのEV全てでV2H双方向充電技術を展開し続けると表明しており、対象はさらに[2024年型シエラEV][2024年型シボレーブレイザーEV][2024年型シボレーエクイノックスEV][2024年型キャデラックLYRIQ]が含まれる。
 シルバラードにはV2H双方向充電テクノロジーが搭載、最大10.2kWの給電できる200kWhのバッテリーパックを備える

2;V2Hのバンドル販売

 GMのアプリを通じてV2Hバンドルを購入でき、金額は7,299ドル。当初はカリフォルニア/フロリダ/ミシガン/ニューヨーク/テキサスの5州で展開。[1,699ドルのPowershift Charger]と[5,600ドルのV2H Enablement Kit]で構成される商品で、設置費用/税金は含まず。これに先立ってGMは家庭用EV充電設置業者Qmeritと提携した
 ちなみにTeslaのPowerwallでは太陽光発電設備を併置した場合には11,500ドルがかかるが、GMのV2Hでは蓄電池設置する必要はないとのこと
 GMEは24年末には定置式蓄電池&太陽光発電の統合パックを発売して、Teslaに対抗する方針

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