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#1 [柳田侑樹氏] 私がコーチ時代に大切にしたこと

皆さまお待たせいたしました!
 

本日より、企画第1弾をはじめます。

前回お知らせした通り、今回は柳田侑樹氏に野球のコーチ時代に大切にしていたことについてお話していただきます。

柳田侑樹氏のインスタアカウント↓

https://instagram.com/yuki.yanagita?igshid=1atjnuts7ltjb

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私がコーチ時代に大切にしていたこと

"聞くこと"と"知ること"

これは私がコーチを務めていた時大切にしていたことです。

それはなぜなのか?

をこの記事では書いていきたいと思います。


【選手の多様な背景】


選手には様々な背景があり、それを知ることがまずコーチングの第一歩だと思っています。

十人十色という言葉の通り、選手の数だけプレースタイルや体の癖、得意な動き、不得意な動きがあります。

それは私たちコーチもグランド内でプレーを見て感じることができるでしょう。

しかしそれ以外の部分、たとえば、今まで経験してきた野球以外のスポーツやこれまで経験した怪我の部位や回数、中学時代、高校時代にどのような指導を受けてきたかなど、選手それぞれに、それぞれのバックグラウンドを持っています。

まずはその選手の持っているバックグラウンド“聞く”ことから始めます。

私がコーチ始めた時、ある選手にアドバイスをしましたが、なかなか受け入れられない様子でした。

よく話を聞いてみると、今までと180度違ったアドバイスだったようで選手は少し戸惑っていました。


私は別のアプローチをしました。

これは、じっくりと選手と話して背景を聞いたからこそ分かったことで、もしこれに気づかず、指導を押し付けていたら選手は戸惑いを抱えたまま練習をし、改善されないままだったかもしれません。

 

あくまで一つの例ですが、


"聞いて"、そして"知って"


初めて選手に合った指導ができるようになると思います。


【選手自身で改善点はわかっている】


では、いつ、どのタイミングでアドバイスをするのかですが、それは選手がアドバイスを求めているときだと思っています。


それは言い換えれば、選手自身が自分の課題を理解し、改善したいと思った時です。


選手と話していると「今、悩んでいる」「改善したい」と選手からコーチに必ず相談してきます。


その時が、コーチが選手に意見を伝えるタイミングです。


どうしても教えることを優先して考えてしまいがちですが、選手が求めていないことは、いくら的を射ているアドバイスであっても、選手の頭には残らず右から左に流れてしまう。


そればかりか、選手のモチベーションを下げてしまうこともあります。


これでは、“教えた”


というコーチの自己満足になってしまうのです。


コーチからのアドバイスは二の次で、まずは選手の話をしっかり聞くこと、そしてその選手を知ることができれば、最善のアドバイスが見えてくるのではないか。と、思っています。



次回は、私が大学院で学んだことも踏まえてに解説をしたいと思います。

柳田侑樹

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皆さまいかがでしたでしょうか?

次回にもご期待下さい。

鈴川勝也

#コーチング #アスリート #トレーニング
#コラム

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