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手話通訳者をめざして〜合格率におののく前にまずは国語力向上。


合格率におののき!

手話通訳者統一試験の合格率は、聞くところによると20%程度らしい。
ちなみに過去の合格率は・・・
2022年度は1,535 名が受験し、281 名が合格=合格率 18%
2021年度は1,444 名が受験し、295 名が合格=合格率 20.43%
2020年度は1,348 名が受験し、266 名が合格=合格率 19.73%

合格率におののきではあるが、「おののく前に勉強セヨ」という話なわけで。

昨今の手話通訳者統一試験では国語力の配分があがっている。国語の筆記試験の範囲は次の分野から出題される。

1 発音の仕方、音の区別、アクセント等
2 単語(言葉の意味、類義語、同音異義語、和語、漢語、外来語、新語、慣用句等)
3 文法(品詞、文の構造等)
4 文字(漢字、仮名遣い、表記法等)
5 表現法(敬語の使い方、諸種の文章の書き方等)
6 文章読解(やや長文の論理的な読解・要約等)
7 簡単な文学史

日本語という当たり前であって当たり前ではない国語力

人が自分の手で書く行為は、いくらChatGPTが席巻しようがこの先の未来も廃れることないと思う私。
IT技術の発展で世の中の事務作業はPCで完結しちゃうのは事実だけど、じゃあ人がまったく自分の手で文字を書かないかっていったら、人と人とのコミュニケーションの間には「文字」が存在すると思う。
メモだったりメッセージだったり。メールでは無機質な文面がアナログにかわった途端、その人らしさがでるから手書きの文字って不思議な魅力をもっていると思う。

国語力向上のためにまず日本語能力を身につける必要がある。
まずは、漢字の復習も兼ねて漢検3級を受けることにした。
今はスローペースではあるものの問題集や過去問に取り組んでいる。3級であれば一応、合格圏だけど満点を目指すのは難易度高し。四字熟語とか部首とかあやふやな箇所が浮き彫りになった。

日本で生まれ育って日本語を第一言語として自然と身につけ、学生時代には古文も習って日本語はこれだけ身近なのにかくも奥深いものかと改めて思う。
日本語は当たり前にできるようであって実は当たり前ではない国語力。国語力、ひいては日本語力(卵が先か鶏が先かのようなどっちが先かではあるが)を勉強するためにこれらの本を勉強中。


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間違いやすい国語○✘問題

「国語に関する世論調査」の結果の概要,文化庁
正しい日本語どっち?500,彩図社,瀬崎圭一,平成28年
知らないうちに間違えている日本語,島津暢之,宝島社,2015

参考文献

揚げ足を取る

○言い間違いや言葉じりをとらえて責めたりからかったりする
✗失敗ややり損ないを見て責めたりからかったりする

姑息

○「一時しのぎ」という意味
✗「ひきょうな」という意味

割愛する

○惜しいと思うものを手放す
✗不必要なものを切り捨てる

世間の注目の的となること

○脚光を浴びる
✗脚光を集める

大きな声を出すこと

○声を荒(あ)らげる
✗声を荒(あら)らげる

ひっきりなしに続くさま

✗のべつくまなし
○のべつまくなし

がぜん

✗「とても、断然」という意味
○「急に、突然」という意味

破天荒

○だれも成し得なかったことをすること
✗豪快で大胆な様子

すべからく

✗「すべて、皆」という意味
○「当然、是非とも」という意味

「知られていなかったことが、世間に知られること」を

✗明るみになる
○明るみに出る

「僅かの時間も無駄にしない様子」を

✗寸暇(すんか)を惜しまず
○寸暇(すんか)を惜しんで

「快く承諾すること」を

✗一つ返事
○二つ返事

手をこまねく

○何もせずに傍観している
✗準備して待ち構える

敷居が高い

○相手に不義理などをしてしまい,行きにくい
✗高級すぎたり,上品過ぎたりして,入りにくい

浮足立つ

✗喜びや期待を感じ,落ち着かずそわそわしている
○恐れや不安を感じ,落ち着かずそわそわしている

「今までのことを改め,最初から始めること」を

○新規まき直し
✗新規まき返し

「前に負けた相手に勝つこと」を

○雪辱を果たす
✗雪辱を晴らす

「よく分かるように丁寧に説明すること」を

✗噛んで含むように
○噛んで含めるように

憮然(ぶぜん) 

○失望してぼんやりとしている様子
✗腹を立てている様子

御の字

✗一応,納得できる
○大いに有り難い

砂をかむよう

✗悔しくてたまらない様子
○無味乾燥でつまらない様子

「自分の言うことに,うそ偽りがないことを固く約束するさま」を

✗天地天命に誓って」を使う
○天地神明に誓って」を使う

前言に反したことを,すぐに言ったり,行ったりするさま」を

○舌の根の乾かぬうちに」を使う
✗舌の先の乾かぬうちに」を使う

「論理を組み立てて議論を展開すること」 を

○「論陣を張る」を使う
✗「論戦を張る」を使う

気が置けない

○打ち解けられる
✗気を許せない

情けは人のためならず

✗情けをかけるのは相手のためにならない
○めぐりめぐって自分に良いことがある

敷居が高い

✗高級すぎて入りにくい
○負い目があって入りにくい

役不足

○与えられた仕事が力量よりも軽すぎる
✗自分の力量が与えられた仕事よりも低い

姑息

✗ずるい
○その場逃れ

うだつの上がらない

✗頼りがいがない
○ぱっとしない、出世しない

したたか

○手ごわい
✗ずるがしこい

性癖

✗性的な癖
○性格の偏り

水菓子

○くだもの
✗ようかん

御御御付(おみをつけ)

✗漬物
○味噌汁

噴飯(ふんぱん)もの

○おかしくてたまらない
✗激怒する

火中の栗を拾う

○他人のために危険を冒す
✗自分のために危険を冒す

こまねく

✗準備する
○なにもできない

逆鱗に触れる

○目上の人を怒らせる
✗他人を怒らせる

小戯(こじゃ)れた

✗おしゃれな
○くだらない

なし崩し

○少しずつ済ませる
✗うやむやにする

琴線に触れる

✗激怒する
○感動する

遺憾

✗不愉快に思う
○残念に思う

ぞっとしない

✗怖くない
○感心しない

憮然

○失望して呆然とする
✗腹を立てる

犬も歩けば棒にあたる

○フラフラしていると酷い目にあう
✗動きまわっていれば何か良いことにあたる

隗よりはじめよ

○身近なところからはじめる
✗一からはじめる

他山(たざん)の石とする

✗良い見本とする
○他人の悪い言動を自分の行いの参考にする

君子豹変す

○立派な人は過ちに気がついたらすぐに改めることができる
✗立派な人が突然本性を現す

枯れ木も山の賑わい

✗たくさんあつまると賑やかでよい
○つまらないものでもないよりはマシ

天につばする

○他人を害そうとしてしたことが自分に返ってくる
✗自分より上の存在を冒涜する

瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず

✗汚れ仕事は避けるべきである
○疑われるようなことはするべきではない

流れに棹さす

○流れに乗る
✗その場に留まろうとする

最高学府

✗東京大学
○大学

天地無用

✗天地(荷物の上下)は気にしなくてよい
○天地(荷物の上下)を変えてはいけない

閑話休題

○余談を断ち切って本筋に戻す
✗休みに挟む小話

小春日和

○晩秋から初冬の春のような日
✗暖かい春の日

破天荒

✗豪快で常識はずれな様
○誰もしなかったことをする

奇特

✗変人
○優れた珍しい人

世間ずれ

○世間を渡ってずるがしこくなっている
✗世間的な考え方から外れている

下世話

○世間話
✗下品な話

まんじりともしない

○少しも眠らない
✗少しも動かない

いぎたない

○眠り込んでなかなか起きない
✗意地汚い

一姫二太郎

○最初が女の子、次が男の子
✗女の子が一人、男の子が二人

伯父

○父親か母親の兄
✗父親か母親の弟

やおら

○落ち着いてゆっくりと
✗大急ぎで

おっとり刀(がたな)

○急いで
✗のんびりと

あわや

○あとちょっとでできそう
✗あと少しで酷い目に遭うところだった

おもむろに

○ゆっくりと
✗突然に

雨模様

✗今、雨が降っている
○今にも雨が降りそう

雨後のたけのこ

✗成長が早い
○相次いで出てくる

確信犯

○信念をもって犯罪を犯すこと
✗悪いと分かっていながら犯罪を犯すこと

恣意的

○自分勝手に
✗目的をもって

圧巻

✗圧倒的
○素晴らしい部分

ひもとく

○書物を読む
✗謎を解く

さわり

✗話のはじめ
○話のメイン

話が煮詰まる

○話がまとまり、結論に近づく
✗話が進まなくなる

妙齢

✗年をとった女性
○若い女性

花も恥じらう

○美しい
✗恥ずかしがってもじもじする

すべからく

○ぜひとも
✗みんな

浮足立つ

○不安から落ち着きをなくす
✗嬉しくて舞い上がる

檄を飛ばす

○自分の考えを広め同意を求める
✗励ます

割愛

✗簡単にするために一部を省く
○惜しいと思いながら手放す

更迭

✗辞めさせる
○役目を変える

潮時

○ちょうど良いとき
✗引き際

当たり年

✗良いことも悪いこともよう起きる年
○良いことがよく起きる年

黄昏る

✗ぼーっとする
○夕方になる

募金

○寄付金を募る
✗お金を寄付する

失笑

○思わず笑いを漏らしてしまう
✗あきれる

爆笑

○大勢で笑う
✗大笑いする

にやける

○なよなよした男性
✗にやにやする

うそぶく

○そ知らぬ振りをする
✗嘘をつく

煮え湯を飲まされる

✗敵に酷い目に遭わされる
○身内に裏切られる

悲喜こもごも

○悲しいことと嬉しいことが交互に起こる
✗悲しんでいる人も喜んでいる人もいる

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