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「ソーシャルワーカーとしての自己理解・自己覚知」社会福祉のレポート作成の参考にどうぞ。

これは社会福祉士を目指して社会福祉学を専攻していた際の課題「ソーシャルワーカーとしての自己理解・自己覚知」についてまとめたレポートです。

なぜソーシャルワーカーは自己理解・自己知覚を行う必要があるのかバイスティックの理論を参考に考察したものです。後半部分は自己理解・自己知覚の必要性を自分自身が他者と関わった経験を例として取り上げたうえで、ソーシャルワーカーとしての自分自身についてどのように理解しているのかをまとめています。

広く発信したいと考えnoteに投稿します。後半部分は有料です。(本文3396字)

✔青山良子(2010).対人援助の思想と方法−バイスティックの原則をとおして考える−.考古堂.171
✔F.P.バイスティック(2006). ケースワークの原則.誠信書房.243
✔木下大生,後藤広史,本多勇,木村淳也,長沼葉月,荒井浩道(2015).ソーシャルワーカーのジリツ.生活書院.204

参考文献

1.援助における自己理解・自己覚知の必要性

 人は、迷ったとき、わからなくなったときは原点にもどることがひとつの方法であるといわれている。青山は、福祉の現場であっても同様であり、「自分の目の前にいるクライエントをどういう存在としてとらえるかという『人間観の問い直し』が必要である」と指摘している。

 それは、「クライエントのみではなく援助者である自分自身を含めた『人間観の問い直し』が必要」であり、そのために、バイスティックの原則がひとつの手がかりになるとしている。そして、「原点に立ち戻ることは、『自己覚知の作業』としても重要」でもあるとしている(青山p2-3)。

 青山によると、「『自己覚知』とは、『自分を知ること』」であり、クライエントを理解することと同じくらい援助者が「自分自身を知ること」が重要であると指摘している(青山p44-45)。

2.バイスティックの七原則とは

 バイスティックの原則とは、「原則1:クライエントを個人として捉える(個別化)」、「原則2:クライエントの感情表現を大切にする(意図的な感情の表出)」、「原則3:援助者は自分の感情を自覚して吟味する(統制された情緒的関与)」、「原則4:受けとめる(受容)」、「原則5:クライエントを一方的に非難しない(非審判的態度)」、「原則6:クライエントの自己決定を促して尊重する(クライエントの自己決定)」、「原則7:秘密を保持して信頼感を醸成する(秘密保持)」の七つからなる(バイスティックp33-210)。

 このうちバイスティックのいう原則1の個別化とは、「クライエントを一人の個人として捉える必要」があり、「一人ひとりのクライエントがそれぞれに異なる独特な性質をもっていると認め、それを理解することである」としている(バイスティックp36)。

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