私とサステナビリティ

環境省がファッションサステナビリティについて発表してました。
私が拝読して思ったのは……
昭和回帰?
的な?

昭和に産まれた私が令和を迎えて思うのは
平成って、ほんとに凄かったなぁという事
バブルがあって、子供時代に満たされなかった事が当たり前のように満ち溢れ
海外から新しい味覚やファッション、生活様式が瞬く間に一般庶民にまで浸透しました。

それはまだ人々に、様々な物や事に欲求があったからで
満たされてしまった今に、あの頃のような欲求は存在しないし
そして日本はあと数年もすれば
私が産まれた頃の人口まで戻る
それも高齢という形で。


私が産まれた頃といえば、
今のように商業施設もありませんでした。
週末に家族で車に乗って、隣の街に買い出しに出掛けるようなそんな幼少期でした。

その後大店法が改定され、大型の店舗が乱立し、商店街の過疎化が問題になったりして。


そもそも、人口が(それも購買欲求がある)あってこそ成り立ってきた時代渦であって
人口が減る(しかも購買欲求が少ない)のであるから、今の商業施設が保てるはずはないのだと思います。

ファッションもしかりで
売上が上昇する見込みはなく
飽和している以上、削減されていくのだと思います。
それは当たり前の事で、環境省のサステナビリティの見解がアパレルを衰退させるとは私は思わなかったです。

ファーストリテイリングに代表されるように
SPAで利幅を取れるようにするのが良いのか
しまむらのように、完全買取りでサプライヤーと共存を図っていくのか

面白いのは、両社共に
現状、ファッションを発信する根源を重要視しているところだと思います。
ファーストリテイリングは著名なデザイナーであったり、しまむらはインフルエンサーだったり。

それでも、それは今だからこそ成り立っている成功であって
数年後には環境省が推進するような……
リサイクル業がもっと台頭しているのかもしれないし
そこに並ぶような商品を発信出来るかどうかが今後の生き残りにかかるのかもしれないですよね。

かといって、環境省が推進するような
作りがしっかりしているような洋服が
今更一般に普及するとは現状私にはとても考えられず……

正直、アパレルに身を置いていた者としては
作りがしっかりしたお洋服は……
大好きです。
それぞれがイメージしたターゲット層に合わせたパターンはとても美しいし、素材が良く縫製が優れた物は着ている人を確実に優美に見せる。

だがしかし、やはり高い。
それに、よい素材というものは、メンテナンスにもお金がかかる。
一般論としてデイリーユースではない。

<ただ、アパレルに身を置いていた者として
言えるのは
例えば生地
だと思うんですが

もちろん、生地からオリジナルでされてるブランドもありますが、そうでないところ(生地を買ってる)は
ファストファッション(もしくはメーカーブランド)で10分の1とかで同じ生地のお洋服が出てたりするんですよね。
もちろん、ブランドはパタンナーがいてその都度企画してたりするからその分コストはかかってるし、ファストファッション的なお洋服は使い回しのパターンだったりするのですが……
消費者から見たらどうでしょう?
信頼出来る商品でしょうか?

それを安く販売する側の企業努力と見るか、高く販売する側の怠慢とするかは安易に判断出来かねるところですが
ファッションという商業が衰退しても仕方ない事と思えてしまうし、実際、ファッションを重要視してる中価格層を下価格層に以降させる要因になったと思います。>


私は、ファーストリテイリングの流れはまだまだ続くと思います。
私が好む(環境省が提案する?)
しっかりした作りのお洋服を一般に普及させるのは現状無理だと思ってますが
それを最も近付けようと努力し、実績を上げているのはファーストリテイリングだと思います。

好きなブランド
に、①ユニクロ
って
昭和世代の私には考えられなかった事ですし
今も、好きなブランドといえば、
各コレクションに出るような名前を上げるものじゃないの?
と、戸惑いがある位。

もっとデザイナーの意志があるような、個性的なお洋服やメゾンを好きになってー!と思う反面
ブランドと認知されるまでの価値を作り上げた柳井社長は本当に凄い方だなぁ……と……

小売も卸も経験した私としては
正直言うと、リスペクトはしまむらにしてます。
一時、自社製品や自身をブランド化、ブランディングする事の大切さを説くお話をよく見かけました。
その点ではファーストリテイリングは成功したと言えますが、しまむらはブランド化に成功しているとは言い難いのではないかと思います。
もちろん、両者の小売形態に違いはあるにせよ、量販店もブランド化されて、しまむらが伊勢丹やバーニーズ等と並び評される日が来たら面白いのになと思います。

あっ、
私のサステナビリティがなんだか全くでしたが……
私は元々が、結構サステナブルなのではないかと思っています。
本来流行は余り気にしないし
気に入った好きな物を長く愛用するタイプで
特にウール製品はヤバいです!
ウール大好き
ウール100%は10年以上大事に使用します。
最近は動物愛護や化学繊維混で手に入りにくいので尚更……
それでも、やはり
ファストファッションはありがたく
近年はカップ付インナーは大変お世話になり
こちらは4、5枚をワンシーズン着倒したら処分してるので…
環境には良くないのかも…
あと夏のインナータイプも同じくです。

そう考えると
私の学生の頃に比べたら、ワンシーズンで処分するお洋服が増えてるわけで
確かに環境には悪影響ですよね。
安価にデイリーユース出来る商品が増えてとても便利だしありがたいのですが……
失業してるこの期間に軌道修正するのもよいかもしれません。

地球が美しくあるように
出来る事から……ですね。



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