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【オイル塗装】合板のオイルステイン塗装とは?仕上がり比較やメリットを木材塗装業者が解説


【オイル塗装(オイルステイン塗装)とは】


木材の塗装には、ウレタン塗装をはじめバトン塗料を使用したオイル塗装(オイルステイン塗装)、水性塗料による塗装などいろいろな塗装があります。

オイル塗料(ステイン塗料)と呼ばれるオイルをベースに作られている油性塗料木材に染み込ませて着色する効果があり、自然塗装とも呼ばれます。人と環境にやさしい塗装であり、メーカーや色の種類が豊富で、また塗装後にウエスでふき取るという手軽な塗装方法であることからdiyにもおすすめです。そのツヤのある仕上がりを生かし、フローリングや無垢床にはクリア色も人気です。

乾燥時間は通常は24時間以上必要です。一度目の塗装が乾いた後塗料を重ね塗りし、塗料が乾かないうちに研磨をしてしっとり滑らかな手触りに仕上げるウェット研磨や、塗料をふき取ることで木目を目立たせるワイピングという手法もあります。べたつき感が気になるという方にはオイル塗装の他にウレタン塗装がおすすめです。

ウレタン塗装とは?

オイル仕上げは無垢材の風合いを生かした着色ができるのがメリットです。

一枚板のテーブルをはじめ、無垢材テーブルやサイドボードといった無垢材の家具に好んで用いられます。塗装面が汚れた場合のお手入れのやり方は、アルコールは避け、水拭きや乾拭きになります。水で濡れたグラスやコップをテーブルの上に長時間放置すると輪じみができることがあり、その場合はサンドペーパーで研磨し、家具メンテナンス用のオイルや蜜蝋ワックスを部分的に塗り直したり全体を再塗装するメンテナンス方法があります。

今回は合板の種類やカラーの違いによるオイル塗装(オイルステイン塗装)を比較していきたいと思います。

【オイル塗装(オイルステイン塗装)オイルステイン塗装(バトン塗装)の塗装事例】


シナ合板のオイル塗装(オイルステイン塗装)

カラー:ウォールナット

シナ材の木目には、色は淡黄白色で導管が浅いため、木目はそれほど目立たないという特徴があります。

この塗装で製作したキャビネットはこちら

フィンランドバーチ合板のオイル塗装(オイルステイン塗装)


カラー:ウォールナット
フィンランドバーチの木目には、木目が深いといった特徴があるため、同じカラー塗料を使用してもシナ合板やラワン合板に比べて塗料のカラーの色がはっきりと出ることがあるため、塗装色の仕上がりの色が濃く見えます。

フィンランドバーチを使ったスピーカーボックスはこちら

ラワン合板の(オイルステイン塗装)

ラワン材の木目は、辺材と心材の境界線は、あまり明確に分かれていないので、木目ははっきりとせず不明瞭な木目が特徴的と言えます。

特徴があります。

合板のウレタンクリア塗装もおすすめです


いかがでしたでしょうか?オイル塗装は木の質感を生かした塗装方法のひとつですので、好みのインテリアや製品に合わせて取り入れてみてくださいね。


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