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【木工会社がつくる】キャビネット・什器を手掛ける木工職人の技術力とは。


【合板や無垢材で製作】


飲食店店舗や展示会などの業務用ディスプレイカウンターや、既製品ではなくオリジナルで家具やインテリア、キッチンに合わせたスタンド脚付きデスクやボックス型チェスト製作などのご注文を承ります。

・店頭の設備レイアウトの寸法に合わせてサイズオーダー

・洗面台、机回りに上置きできるミニサイズでスリムなラック

・薄型で平置きできるスライド扉付きのサイドボード

など、小型から大型まで、合板や無垢材などの幅広い木材素材を組み合わせ、図面の設計から専門業者への塗装の手配、また塗り替えなどのご相談も承ります。

▽木工製品の塗装について


【製造工程】


今回はダボ継ぎという組み工法で製品を組んでいきます。

この組み立て方はダボ穴にダボを打ち込んで接合するので、

  • 金属を使わず、ナチュラルな木製品に仕上げたい

  • 中板を強度をもたせて組み立てる

  • 大きな天板を扱うとき

  • 塗装や化粧板を美しく仕上げたい

といったケースに好んでつかわれます。

また、ダボ穴を垂直にあけることで品質と強度を保ちます。

ボンドで強度を増す

接着面だけではなく、ダボ穴のなかにもボンドを入れて接合します。

そうすることで、ボンドの水分を吸ったダボが膨らんで強度を出す効果があります。

プレス機に固定


組み上がった棚をプレス機に固定して圧着し、ブラシとスポンジで余分なボンドをふき取ります。

天板を製作していきます。こちらの組み方はほぞ組と呼ばれる工法で、ビスや金具を使わずに接合します。

  • ほぞ凸、みぞ凹により接着面積が増え、強度が増す

  • 四面で囲うことにより、板が外れにくい

  • ダボ継ぎより正確で工程が早い場合がある

といったメリットがあります。

ほぞ組による製品は以下の記事でもご紹介しております。


荷締めベルトで圧着


余分なボンドを取り除き、荷締めベルトで圧着します。

作業動画は、以下の動画でもご紹介しています。

キャビネット部の完成


天板を重ね、キャビネット部の完成です。

ほかにもスピーカーボックス、木箱などの木工製品製作も行っております。詳しくは以下の記事をご覧ください。

【まとめ】


いかがでしたでしょうか?小型から大型まで、オーダーメイドのキャビネット・什器試作から量産まで製作しています。


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