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酒粕の新しい楽しみ方!県内最古の酒蔵を味わう【醸造のまちの ヴィーガンカスタード】

こんにちは!The SUZUTIMES編集部の これえだ です。

今回ご紹介するのは【醸造のまちの ヴィーガンカスタード】です。名前だけではちょっと「??」な商品に詰まった魅力を、しっかりご紹介します!


メイン食材:酒粕

酒粕といえば、言わずと知れた『日本酒づくりの副産物』。
簡単に説明すると・・・

日本酒を仕込む際、原材料である「お米」や「麹」「水」などを発酵させていくと、それらは溶けて全体的に白くどろっとした液体になります。
そこから一般的な「日本酒」にするには、圧力をかけて絞ることで液体部分【日本酒】とそれ以外の部分【もろみ】を分ける工程があります。
(これがいわゆる「絞り」という工程です。この絞りにも様々な方法があり、日本酒づくりの奥深さを感じます・・!)

酒粕とはこの【もろみ】のこと。
日本酒と同様アルコールも含みますが、何より発酵により生まれた栄養素や旨みがギュギュッと凝縮されたすっごい食材なのです。

スーパーにもひっそりと並ぶ酒粕ですが、元々は日本酒造りで生まれたいわば「カス」のような存在。
それでも昔の人が、今で言うSDGs的な考え方のもと、食材として大切に扱ってきたからこそ、現在でも日本人の暮らしに寄り添った食材と言えるのだと思います。

吉乃川酒造

日本酒の味そのものとも言える酒粕ですが、本商品に使っている酒粕は新潟の日本酒の歴史も凝縮したようなちょっと特別な酒粕です。


2019年、吉野川酒造さんは築約100年の倉庫「常倉(じょうぐら)」を改装して
「吉乃川 酒ミュージアム『醸蔵(じょうぐら)』」をオープン。
国登録有形文化財を用いた施設では摂田屋とお酒造りについての歴史に触れることができます。

摂田屋で創業し、470年の歴史をもつ吉乃川酒造さんは、県内最古とも言われる酒蔵さんです。
その歩みや創業当時のお話を伺うと、まるで大河ドラマや歴史の教科書を見ているような時代背景や登場人物の名前に驚きます。

「特別なうまい酒」と同じくらい「いつものうまい酒」を作りたいと“大型仕込み”に取り組んできた過去から、現在では若い力と新しい発想を積極的に取り入れるなど、酒造りへの情熱やこだわりを持ちつつ、常にチャレンジし続けている酒蔵さんでもあります。

そんな吉乃川さんが造るこだわりの酒粕を使わせていただいて作ったのが、酒粕を新しい楽しみ方で味わうスイーツ『ヴィーガンカスタード』です。

発酵・醸造のまち「摂田屋」

摂田屋とは、発酵や醸造の文化が根付く長岡でも、よりその歴史が色濃く残る場所です。

江戸時代には交通の要所として栄えたそうで、交通の便がいいことに加え、質の良い水やお米などの資源が豊富であったことから、この辺りに蔵が集まっていたと言われています。

度々の災害や戦火も免れ、当時の姿が奇跡的に残っている場所としてその歴史的価値が評価されている場所でもあり、長い間長岡の伝統や食文化支えています。

『醸造のまち』シリーズは、そんな摂田屋に現存する6つの蔵それぞれと連携し、昔ながらの発酵・醸造文化をちょっと新しい楽しみ方として届ける商品シリーズです。

商品:醸造のまちの ヴィーガンカスタード

7大アレルゲン不使用のカスタードクリーム

カスタードクリームといえば、卵と小麦粉と牛乳で作る、濃厚でもったりした味わいのスイーツ。洋菓子のスタンダード的な存在です。

そんなクリームを酒粕と豆乳の味わいを使って「卵・小麦粉・乳成分不使用」で表現しました。

酒粕独特の風味と深い味わいを引き立たせるため、合わせる砂糖には「古式原糖」を使用しています。
化学精製されておらずミネラル成分を多く含んだお砂糖を使用することで、キャラメルのような香ばしさとコクを引き出しています。

酒粕の魅力

1年以上の構想期間を経て商品化された本品。摂田屋の歴史を現代・これからに繋ぎたいという想いが込められた商品です。

酒粕は、酒処新潟では古くから親しまれてきた食材の一つですが、使い方に悩む方も多いそうで、日常的に取り入れることは難しいイメージのある食材でもあります。
そんな酒粕や発酵食品を『もっと手軽に楽しんでもらいたい』『長岡・摂田屋を知って欲しい』という想いから、スイーツとして開発するに至りました。

吉乃川さんの酒粕。
ぽっそり、手で割ることができる板状(通称・板粕)です。

吉乃川さんの酒粕はとにかく旨みが濃厚。発酵の香りも抜群に良く、華やかなのが特徴。
そんな味わいがふんわり香る優しい甘さのクリームは、トーストに塗ったり、豆乳で割ってドリンクにしたり、楽しみ方は様々です。

また、本品は製造の際の加熱によりアルコール分を飛ばしています。
お子様にも安心してお召し上がりいただけますので、酒粕の栄養素をご家族みなさんで楽しんでいただけるスイーツです。

ぜひ新潟の発酵文化に想いを馳せながらお楽しみください。

アレンジレシピ:ヴィーガンカスタードの白和風サラダ

<材料>
・かぼちゃ
・くるみ
・醸造のまちの ヴィーガンカスタード
・塩/こしょう

<作り方>
1、かぼちゃは蒸して柔らかくし(少し形が残るくらいの硬さがおすすめ)、お好みで皮をむいておく。
2、1にお好みの量のヴィーガンカスタードを和える。
3、塩・こしょうで味を整える
4、くるみをトッピングして完成。

酒粕の香りとかぼちゃのこっくりとした甘みは相性抜群。和える際に混ぜすぎないのがちょっとしたポイントです。くるみを多めにして混ぜ込めば、食感も楽しめておすすめ!

▼こちらの記事でもアレンジレシピをご紹介しています!

最後に・・・

酒粕のクリームというワードに加え、ヴィーガンなカスタードというちょっと情報の多い商品でしたが・・・
アイテムを通して摂田屋をはじめとする新潟の食に触れ、「酒粕」という食材をより身近に楽しんでいただけると嬉しいです。

それでは、次回の更新もお楽しみに!!
これえだ

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