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運転手さん髪の毛ないない発言

タクシーで、双子が
「運転手さん髪の毛ないない」と
言いました。

卍易風水師、
時々はちみつ代理店、
双子男子の母、澄恵です。


「この運転手さんは髪の毛ないねえ」

まだ双子が3〜4歳の頃。
タクシーで、双子が
「うーてんし(運転手)しゃん髪の毛ないない」と
言いました。

双子は、観察したままを言葉にしただけです。
「髪の毛ないのがかっこ悪い」とか
「恥ずかしい」なんて全く思ってない
です。

「なぜ髪の毛がないのだろう?
 なぜ自分と違うのだろう」
という素朴な疑問が沸いたのかもしれません。

似たような運転手さんに会うたびに、
「髪の毛ないない発言」をするのです。

気まずく感じるのは、私

その発言を気まずく感じるのは私。
なぜなら、私は、
そういう価値観を持っているから、
と気付かされました。


運転手さんは
「髪の毛がないのを気にしているかもしれない」
とかって気にしちゃう。

「それ言わないで」と
双子を止めるのも気まずいので、
「あ、ショベルカーだよ」
と双子の気を逸らしたり・・・。
(でもまた髪の毛に戻る。すごい集中力だぞ)

髪の毛はモテを気にするだけ

夫は「髪の毛はモテたいだけだ」と言います。
髪の毛は本質じゃない。
双子は「パパがカッコ悪い」とか思わない。
そもそも「ハゲがカッコ悪い」
と言った価値観は日本だけで、
世界ではそんなふうに言われていない、と。

運転手さんも、髪の毛のことなんて
気にしてないのかも。
だから、やっぱり、私が気にしてるんですよねー。

戦争や死について質問し続ける双子

交通事故

祖父の親友が交通事故で亡くなった話を聞いた双子は、
「車にひかれたの?」
「死んだの?」
「おじいちゃんの友だち?」
同じことを質問し続けました。

私は同じことを答え続け憂鬱になり、
祖父(=私の父)は思い出して
ますます悲しくなる
という。

戦争

他にも、ロシアとウクライナのことや、
知人が亡くなったことなど、
同じ質問をずっと続けます。

私は
「戦争は悪いこと、辛いこと」
「死ぬのは辛いこと、悲しいこと」
と思っているので、
答えていて、どんどんしんどくなるのですが、
双子にとっては単なる疑問。

生きること、死ぬこと、戦争といったものに
善悪のジャッジや、うれしい悲しいといった感情は
くっついていません。

戦争はどういうものなのか
何が起きて死んだのか
単純な疑問を投げかけているだけなのです。

「戦争は、よくないもの」という価値観は、
こういったやりとりを重ねながら、
子どもは身につけていくのだと思います。

しかし戦争さえも、
大戦中なら「戦うべきもの」、「必要なもの」とされる。
価値とは、時代や場所によって変わる、
揺れ動くものにすぎません。

とはいえ「戦争は、いらないもの、悪いもの」
という価値観は固持したいです。

生死は表裏の関係

でも、生死は、よく考えたら、
いいも悪いもないのかもしれません。
生まれたら、死は必ず訪れる
表裏の関係。

もちろん、死がもたらす別れは
悲しく、寂しく、辛いです。

でも双子にとっては
太陽がのぼり、沈む、
月がのぼり、沈む、
といった、自然現象として
感じているだけなのかも
なぁ。

「悲しい。しんどい。
 そんな質問やめて」
と思うのは、
単なる私のジャッジなんだよなぁ。

そんなことを双子の質問から、感じました。

子どもは、いろいろなことを気づかせてくれる
本当にありがたい存在です。

でも、冒頭の運転手さん達、
もし気にしてたら、ごめんなさいっ!

何せ、双子で
「髪の毛ないない」
「うーてんししゃん髪の毛ないねぇ」
とエンドレス二重奏。

私が話を聞いてないと思ったら
「髪の毛ないよ?」と
何度も確認してくるのです。

7歳になり、さすがに言わなくなった気もするけど
やや自信がない。

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