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親の頭が悪いことを認めた日

私は親の地頭は良いと信じてきた。父親は京大、祖父と兄弟は東大、母も国立で、母は何かにつけて『Chikaはパパとおじいちゃんの優秀な遺伝子をもらっているんだし』が口癖だった。頭が良い、思考力があると自分に証明し、周囲にも頭が良いと思われたいと頑張ってきた。
#️⃣無性の愛って子供から親への愛のことだよね

だがここ1年間同居して違和感があった。話が通じない、否定が多い、昔はともかく現在毒親でないはずなのにつまらない、、、。自分のプランや行動、挑戦を話してもいまいち手応えがない。親に対峙するために1時間の散歩に連れ出し、「海外経験も多く良縁に恵まれそうな私に嫉妬しているのか」「私の幸せを邪魔したいのか」聞いてみた。

結論;私の親はただ娘の自立と幸せを願う、少し頭の弱い人間だったのだ。ただ語彙力がなく、多面的に物事を捉える思考力がない、時代に乗って被害者的に生きてきた人間なだけだった。私の幸せを願っているが、具体的にアドバイスや意見をできないので、私が彼を紹介しても「体目的じゃない?」だけしか言えない。私が転職で稼ごうとしても自分の勤め先で新部署ができるので資格を取ってくるようにしか言えない。「視野が広くリベラルだ」と思い込みたい、実際には自分の考えなど表現したこともなく目に見えるものを批判するしかできない、「少し馬鹿な大人」だった。

この散歩のおかげで、周囲の友人のように、親にアドバイスをもらい親を信頼することを諦めることができた。親が悪意を持って接していなかったとわかった。現代社会を幸せにしたたかに生き抜くには、ただただ少し頭が悪かったのだ。

対峙するつもりが、敵はそもそもいなかったと知った。今後は信頼できる友人を増やし、助け合って生きていこうと思えた。

バレエ、フィットネスインストラクター|ライフコーチ|欧米での学びを本にします|RYT200|Bowspring yoga修了|マットピラティス講師資格取得|スクールカウンセラー よろしければサポートお願いします! 本制作、イントラ活動に使わせていただきます!