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バレエダンサーになれなかった私

4歳から17歳までクラシックバレエを続けた。小学校低学年から週2回、3回、、と増やし小6では週5回、中一で週6回スタジオに通った。バレエ仲間は普通科の高校進学後チアリーディングのプロになったり、体育系大学、芸術大学ダンス科などそれぞれの「好き」で素直に努力し伸びていった。だが、過保護な親に育てられた私は自我や〇〇したいという欲望がなく、母の望み通り都内私立(そこそこ)名門高校に通い、高2の時にアメリカ1年間交換留学した。アメリカ滞在時にも地元のダンススタジオに所属し、週3回バレエとコンテンポラリーに出て、年に2回の発表会にも参加した。

だが、私はバレエを主体的にやりたい、自分で決めて突き通したいという気持ちを持ったことがなかった。先回りして色々与えられすぎたこともあり、自発的に何かを頑張ることができないまま成長した。自分の中身がない感覚のままアメリカから帰国し、逆カルチャーショックが引き金で摂食障害に突入した。拒食症から回復する中で1頑張らなければダメ、2夢を叶えなければ不幸、3ちゃんとしなきゃ生きていけない、という信念を手放してきた。

つまり、17歳まではバレエや他の習い事に必要なものを不自由なく与えられ、家でも「家事をする暇があれば勉強や習い事をしなさい」とプリンセスの様に育てられた。18歳以降摂食障害を経てからは「頑張らないことを頑張る」「叶えなきゃいけない夢ってなくない?」「快、楽しいを自分に与えて自分の機嫌をとりながら生きる」という価値観を作ってきた。なので自分のために自分で決めたことは頑張る、置かれた場所で花咲くため自発的に頑張ることを一度もしたことがない。

そして現在、彼氏と同棲を始めて、自分の生活能力の欠落や仕事をする能力(一つの仕事で秀でていることではなく、純粋に毎日仕事をする気力)の無さを目の当たりにしている。人間としてのエネルギーが低いというか、ネガティブ思考といつも戦ってるというか、なぜか頑張れない。唯一続いているのは、ほぼ毎日通うフィットネスやダンスのレッスンだ。

そんな私だが、まずは毎日心穏やかに過ごせる自分を褒めつつ生きていきたい。そして、ネガティブになりながらも20年以上続いているダンスやフィットネスを楽しみつつ広めていきたいと思う。

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バレエ、フィットネスインストラクター|ライフコーチ|欧米での学びを本にします|RYT200|Bowspring yoga修了|マットピラティス講師資格取得|スクールカウンセラー よろしければサポートお願いします! 本制作、イントラ活動に使わせていただきます!