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作詞

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作詞もひとつの趣味なので良かったら見ていって。
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2024年6月の記事一覧

俺のキャンバス

俺のキャンバス

車のクラクションで目覚めた真夜中の12時
ああ まだそんな時間かと寝返りをうつ俺
同時に虚しさが込み上げる暗闇は
いつだって俺の味方なんだ

隙間から覗いたあの空は
なんだか生きてるように見えた
差し込んだ月の光は
ぽっかりあいた穴を照らす
うっとうしいわ

俺は俺なのか 自問自答
暗闇に呑まれちまって
それでいいのか
苦しみなんてさらけ出せよ
俺には俺しかいないだろ
もう怯えんな
この世界では

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涙あと

涙あと

分岐点のない道 遠くに見える遮断機
少しだけ涙滲む 群青の空の下
1人そっと囁いた 本当の自分
灰色のベールを纏う日々に
いつか希望の光を差して

何気ない今日が終わる
巻き戻せない時間は
いつしか記憶の中へ
まだ見ぬ未来に向かって ほら
歩きだそう
霞んだ明日(あす)を見上げて
刹那に願う

この先に見える景色 遠くから聞こえる電車の走行音
すれ違い時にふと見上げる おぼろ雲
雨が涙か分からない

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四つ葉のクローバー

四つ葉のクローバー

窓から見下ろしたこの景色がこんなにも虚しいなんて
知らないフリが胸の中抉るように痛いんだ
"どうしてあの子ばかり"が悪魔の囁く呪文のようで
純粋な心が掻き消されていく

偽りの愛でいいからぎゅっとして
君の温度 心ごと溶かして
拭えないこの涙は零れ落ちて
今だけ 今夜だけ
わたしの全てを奪って欲しいの

部屋で交わしたこの約束が儚く散ってゆく
時々聞こえる君の無邪気な笑顔はきっと
あの子に向けた本

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