四つ葉のクローバー

窓から見下ろしたこの景色がこんなにも虚しいなんて
知らないフリが胸の中抉るように痛いんだ
"どうしてあの子ばかり"が悪魔の囁く呪文のようで
純粋な心が掻き消されていく

偽りの愛でいいからぎゅっとして
君の温度 心ごと溶かして
拭えないこの涙は零れ落ちて
今だけ 今夜だけ
わたしの全てを奪って欲しいの

部屋で交わしたこの約束が儚く散ってゆく
時々聞こえる君の無邪気な笑顔はきっと
あの子に向けた本物の恋心
知れば知るほどどうしようもない思いが溢れ出す

偽りの愛でいいからぎゅっとして
君の温度 心ごと溶かして
拭えないこの涙は零れ落ちて
今だけ 今夜だけ
わたしの全てを奪って欲しいの

あの子とすれ違ったあの道がこんなに苦しいなんて
遠回りするたび君のことを思い出してしまうんだ
"忘れられたら…"と一人呟くおまじない
痛くて辛くて ばかりが募っていく

偽りの愛でいいからぎゅっとして
君の温度 心ごと溶かして
拭えないこの涙は零れ落ちて
今だけ 今夜だけ
わたしの全てを奪って欲しいの

偽物の愛なんていらないわ
あの子の代わりになんてなりたくないわ
わたしだけ見てよ 見て
君の温度ごと感じてたい
零れ落ちたこの涙はきっと
本気で愛した証なのだから
今だけ 今夜だけ
ぎゅっとして欲しいの