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夕方 の 夕暮れ 。

夕暮れ が好きだ 。

昔、毎日 毎日 遊びまわって、
夕方のチャイムが 鳴ったら、
自転車を爆速で漕いで
帰っていたのを思い出す。

自転車に乗っていると、不思議なもんで、
どこまでも速くなれる 気がするのだ 。

はたから見ると、かなり危ない 子供だった。

夕方の 、あの不思議な感覚は
何なのだろう。

まだ 遊びたいのに、
もう 帰らなければならない。

夢と 現実の 狭間みたいな。

少しずつ 世界が 暗くなって、
何かが 忍び寄ってくる。

     
薄闇がしだいにひろがって、もう帰らな
ければいけなくなりました。
また明日まいります。それまでわたしを
忘れずにいてください。 

" 夕方らせん   銀色夏生 "

銀色夏生 さんの 「  夕方らせん  」 を
思い出す。私の大好きな話だ 。

「 夕方らせんに住む人々 」  その一節に 

"   憂愁と郷愁の終わらないらせん状。 "

という表現がある 。

これは、なんともいい表現だ と深く思う 。

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