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【違和感🤔】日本が危ない

人が理性や秩序を保つために最も大切なのは、機嫌がいいことではなかろうか。

実際に金銭的にも時間的にも余裕のある家庭というのは親の機嫌がよく、それ故に子供に対しても適切な接し方ができる。
機嫌の悪い親というのはいわゆるパワハラ上司と一緒で、子供に対して必要以上に強く接して悪影響を与える。
法的な抑止がない分、それは本当にたちが悪い。

まだ機嫌が悪いだけなら良い方で、それは追い込まれると犯罪(虐待)に昇華する。

ここのところ強盗や放火や家庭内トラブルで犯罪が増えているように思う。つまり国民がだんだんと不機嫌になっているのだ。



■少子化

働けど働けど収入が増えない。

あの手この手の税金や、あるいは累進課税という元も子もない仕組みがやる気を損ねる。ここで言うやる気とは日本国の生産性そのものだ。

そして、
それは子供を一人でも多く持った家庭ほど重くのしかかる。

よって前述した不機嫌な親が増える。不機嫌な親に育てられた子は、得てして親を助けることはない。負のループだ。

だから子供を産まない選択をする人が増える。それは頭のいい選択だと思っているかもしれない。
しかし、
実際は自分の老後を誰かが必死に育てた子供たちに見てもらおうとするとてもズルい思考だとも言える。一時期僕はこれに対してひどく憤慨した時期もあった。

しかし、
一方で望んでも望んでも子が出来ない人はたくさんいる。例えば若くして子宮頸がんになってしまった人にそんなことを言っては絶対にいけない。これは本当にセンシティブな問題だと理解するようになった。

こうして日本は少子化が進む。

子供を産んで育てないという考えはもはや聖域化されている。
そしてそれをしなかった子育て世代ほど負担は大きい。


結果として、不機嫌な大人が増えている。



■熱狂

ニュースを見れば犯罪が増えていることは一目瞭然だと思う。

ちょっと前まではこんなに店は襲われなかったし、未成年が犯罪にかかわることもなかった。今では毎日のように新しい事件がニュースから流れてくる。
ちょっと異常なほどに。


今は人々の不満マグマが少しづつ鬱積している段階かもしれない。
これが継続してしまうと起こり得る目を逸せない歴史的事実がある。戦争だ。


人々の不満が溜まりに溜まって限界まで来たとき、
誰か(それは得てして過激な指導者)がそれを解放せよと唱え、進路を間違えることは残念ながら良くある。
こうして過ちを犯した国家は、歴史を紐解けば枚挙にいとまがない。

第一次大戦後のドイツがそうだし、日露戦争で国が貧乏になって第二次世界大戦に突っ込んで行った我が国も例外ではない。

歴史家の半藤一利さんは常々「国家が過ちを犯すときは国民が熱狂したとき」と言っていた。
今の国民は、その生活の理不尽さから一気に反発し、熱狂してしまう危うさがある。ニュースから流れてくる犯罪の数々は、その予兆と言えるのではなかろうか。

同じことを感じてか、タモリさんは徹子の部屋で「新しい戦前になるかも」と言った。
ここまで考察するとその発言のリアリティがすごい。



■機嫌がよくなること

岸田政権は比類なき少子化対策をするらしい。

しかしその財源が各家庭の生活に影響を及ぼすならそれはまったくもって意味をなさない。

理由は前に述べた通りで、子供を産まない選択をする方がよっぽど楽だから。
結果として子供は増えない。そして子供を育てている人ほど不機嫌になる。


日本は国民の税負担が高いわりに社会保障が充実していない異常な国だと言われている。
その理由は一部の人たちが既得権益を得るようにできている仕組みに問題がある。

それは東京五輪で電通が中心となって示してくれた。要はどこかで誰かが着服しているのだ。

本当に財源を増やしたいなら、議員数や議員報酬の見直しなんかもセットに議論するべきだ。

政治家の皆さんに言いたい。
真のヒーロー、真の歴史的人物になりたかったら”忖度”を抜きにして本当に無駄なものを排除できる独裁者になればいい。

自らが身の周りの現状維持思想をどこかで打ち破らなくては、何も変わるわけがない。


現に犯罪は増え続けている。
そしてその先にあるのは溜まりに溜まった不満が爆発する熱狂。

歴史を紐解いてみればわかるはず。
戦争とは必ずしも狂った指導者が起こすとは限らない。国民の不満が爆発し、国民が起こすこともある。


最近怖くてしょうがない。
世の中は明らかに理性と秩序と失い始めている。




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