【迫真エッセイ】転職と苦悩の話(番外編)
誰にも等しく生まれつきあったはずの知識欲求。いつしかそれは「わからない」という苦痛を以って見失ってしまうようだ。
小学生、中学生、それから大人になってから。再びこの知識欲求を呼び戻し、新しい世界に没頭したことが何度あっただろうか。
きっと何度かはあるはずだけど、そういう時は決まって心に残らないから覚えていない。その代わり苦しかったり悲しかったり、つまり挫折をして学ぶことを止めた時の方がよく覚えている。
そうして人は「勉強」というものを嫌なものだと捉えだす。あるはずの知識欲求に目覚める前に、自らシャッターを下ろしてしまう。
■その時
ここ数週間は久々の多忙。ほぼ毎週土日のどちらかは出勤していた。
しかし、
5時間以上の睡眠は確保できていたのと何より自分の中の進化を感じられる数週間だった。つまり、自分の中に知識欲求の芽生えを見た。(気がする)
もともと畑違いの部門にやって来て、いい歳して再び開発に身を投じた。思い通りに行かず自分自身に腹が立る毎日。これまで研鑽してきた得意分野なら1日とかからないであろう作業に悪戦苦闘し、土日を費やすはめになった。全く以って不本意ながら。
しかし・・・どうやら乗り越える兆しを見つけた。
思えば以前もそうだった。
苦難と認識しながらも、どこかではたっぷり時間を費やしてブレイクスルーしてきたはずだった。何かを出来るようになるためには乗り越えなくてはいけない山場がある。そのプロセスはいくつになっても変わらない。
どうやら、「無謀」という働き方と、多少無理しても強くなるために「乗り越えるための苦労」という2つの働き方がある。
これを切り分けられるようになれば、きっとビジネスマンは何度でも生まれ変われる。(多分)
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