【真実】何も変わっていない国
コロナ禍の「禍」って渦中の「渦」じゃない!?
と、
気付いた時にはそれなりの衝撃を受けたのだが その刹那
「たまに”渦”と間違えている人いるよね。」と、マウントを取りにいったあの日から・・・
もう一年か、それ以上が経とうとしている。
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この一年で世の中は本当に変わった。
リモートワークやオンライン授業が当たり前になり、今の日本で”強いもの” ”弱いもの”が鮮明に見えてきたり、
航空機や観光業、飲食店は悲鳴を上げたが、逆に家電店やコンテンツ売りは表向き苦々しい顔をして裏でガッツポーズをした。
父親が夕食を家で食べる時間が増えて冷蔵庫の食材は日々減るようになったが、代わりに整髪料は全く減らなくなった。
でも、
1年経ってわかったのだが、この国は相変わらず何も変わっていない。
春には木々が芽吹いて花粉が飛び、夏には強い日が照り付けて蝉はいつも通り鳴いていた。
10月になれば木々の葉は枯れ落ちてどんぐりが一面に散らばったし、寒い日には冬らしい雲一つない青空が広がった。
そしてまた、
春はやってくる。
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目に見えないウィルスによって生活を大きく掻き回され、明日への不安や変化を迫られたが、
ふと空を見上げて風を感じてみると、
僕らを取り巻く個人的都合の、そのもう一回り向こうを取り巻く環境は何も変わっていないことに気付く。
この一年、自然たちは驚くほどいつも通りだった。
前を向いて。こういう時ほどポジティブに。みんなで手を取り合って。
苦しい人たちと、それを支える人たちに贈られる言葉。でも、
一番僕らを勇気づけてくれるのは、何も変わらないこの国そのものなのかもしれない。
ほら、
またあの暖かく、美しい春がやって来る。
いつも通りに。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
自然は、偉大ですよ。ホントに。
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