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【真実】NHKに行った時の話

少し前の話になりますが、うちの子が連続テレビ小説の「なつぞら」にはまった時期がありまして。

そんでもって「なつぞら」は記念すべき100作目ということでNHKのスタジオパークにて記念展をやるということで見に行ったことがありました。


これこれ。みんな若い。


で、今回はその展示会の様子というよりはそこで目撃した人たちの話です。
(「なつぞら」関係ない。。)


■2人のおねぇさん

個人的には入り口の「にこにこぷん」に目を奪われつつ、当時まだ小学生で小っちゃかった娘に急かされて中に入ると、そこには歴代の朝ドラの紹介パネルがずらーーっと並んでいました。

第1作目から通路を歩きながらパネルやら映像やらを見ていく感じですね。

個人的には「青春家族」(確か静岡が舞台)あたりから何となく記憶があって、「ちゅらさん」とか「あまちゃん」とか断片的に知っているのがあって、という感じで。
娘も知らないなりに興味持ってパネルを見てたりしてたんです。


そしたらですね。

我々と並行して歩く2人組の女性がいたんです。この2人の印象が強烈に残っていて。
20代後半から30代ぐらいですかね。なぜこの2人の印象が残っているかというとそれは、

この2人。パネル見ながらずーっと文句言ってたんです。番組の。


私はこの俳優が嫌い。だとか、この脚本はクソだった。とか、この役は全然あってなくて最悪だった、とか。

3つ褒めて1個けなす。とかそういうリズム感も無いんですよ。全編文句のみ。それも凄いのは2人揃ってその文句で盛り上がってる。文句のみで意気投合


まだ小さかった娘もこれにはさすがに閉口してましたけど、誰もが思うと思うんですよ。「嫌なら見なきゃいいのに」と。

でもですよ。
この2人は盛り上がってるんです。文句言って。怒ってるんじゃなくて(いや口調は怒ってるけど)楽しんでる。何ならむちゃくちゃ詳しい。

これは難敵ですよ。

独りならまだ内部処理してくれると思うんですけど、2人いて意気投合してしまってますから。そりゃ声にも出して盛り上がりますよ。
周囲からしたら最悪なノイズですけど本人たちは楽しんでる。クソとか平気で言いながら。


僕は思いましたよ。改めて世界は広いと。あぁこういうパターンもあるんだな、と。



■つくりの違い

そりゃ聖人じゃないからたまには出ちゃうけど、それでも文句言うぐらいならポジティブに、建設的に。そうしていれば運も回って来るし、そのうちきっと楽しくなるさ。
そんなポリシーで自らをコントロールして何とか生きてますけど、そもそもそういう前提など無くって、文句言って楽しんでる人っているんですね。

つまり本人の中では必ずしも文句=ネガティブでは無い。
聞かされるこっちはたまったもんじゃないですけど。


世の中にはカスハラって言葉があって、
サッカー観てても罵詈雑言かます輩ってのは必ずいて、いつも耳にするたびに「マジかよー」って思うんですけど、世の中には恐ろしいことにそれを標準装備している人がいる

こりゃどんなに注意しても無くなるわけがないのよ。



まぁ今のところは自分がそんな思考回路側の人間じゃなくて良かったなと思って消化するだけですけど、これって受動喫煙みたいなもんだと思うんですよね。吸うのは本人の自由。でもだからと言って周囲の人間を不健康にしちゃいけない。

言うなれば「受動ネガティブ」。これはきっついですよ。


最近 いろんなところで色んな文句を目にしたり耳にしたりするので、
ふとそんなことを思い出しました。


あのおねぇさんたち今頃幸せかな。




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