【東北グルメ】現在も引き継がれる、福島の老舗洋食店の味「ふくしまブルブル」~福島県福島市
こんにちは。
東北在住ライターのすずき・ちえです。
今日ご紹介するのは、「ふくしまブルブル」。
福島県にお住いのnoteクリエイターk_maru027さんに教えていただいた、ご当地グルメです。
名前だけ聞くと「ブルブルって何だろう?」と感じた方も多いのではないでしょうか?
けれど地元の方の推しがあると、期待値が高まります。
さて、どんな料理なのか、先日、福島に行ったときに食べてみました。
◆k_maru027さんが、書いて下さった記事はこちら!(ありがとうございます!)ぜひ、ご覧ください。
福島ブルブルとは?
向かったのは、福島駅東口にある「自家焙煎 珈琲グルメ」。
1979年創業の老舗喫茶店で、レトロな雰囲気の店内。
平日のランチタイムだったので、老若男女問わず、多くのお客さんが見られました。
「今週のランチ」の中に「ふくしまブルブル」があったので早速、注文しました。
数分待って、出て来たのがこちら。
レタスの上に黒胡椒がかかった豚肉に、生のタマネギのスライスがのっています。
まずは豚肉を食べてみると……
ジューシーなお肉で、黒胡椒と醤油の味が際立っていました。
味付けは濃いめ。(おそらく、東北の人多くが好であろう味)
すぐにご飯を口にしました。
白いご飯に合うのですよ。
次はレタスと肉、タマネギを一緒に食べてみました。
すると、お肉のこってり感に対して、野菜のサッパリ感のベストなバランス。
野菜、特にタマネギの自然な甘みが引き立ちます。
いつまでも食べていたくなるし、力が湧いてくる味でした。
けれどもなぜ、福島のローカルフードなのか?
特に福島県ならではの特産物が使われているようでもないし……謎が残ります。
なぜ「ブルブル」?ネーミングの謎
珈琲グルメさんのホームページを見ると……
このように書かれています。
「ブルブル」はかつて、福島市内中心部にあった洋食店「レストランブルドック」(以下ブルドック)の名物メニューだったそう。
「体がブルブルと震えるほど美味しかった」が名前の由来だったようです。
ブルドックは1962年から2005年に店主の逝去により閉店するまで営業されたそう。
閉店から10年後、福島駅前の飲食店有志が「福島ブルブル」の味の復活に取り組み、現在いくつかのお店でメニューとして出されているようです。
◆参考 (※注 2016年時点の情報です)
おわりに
ブルドックは長年にわたり、市街地で働く人たちや、買い物に来た家族連れなどに愛されたお店だったんだろうなと強く思いました。
私の隣に座っていた50代くらいの男性もブルブルを頼むのが聞こえました。
見た目はお洒落な洋食、食べると家でもお馴染みの濃いめの醤油味。まさに東北の人好みの味付け。
垢抜けつつも、親しみやすい味が人気の秘訣だったのかも。
市内いくつかの飲食店で食べられるようですが、珈琲グルメで食べられる時はランチがおすすめです!
なぜなら、セットで頼むとメインのブルブルの他に
・サラダ
・ドリンク
・ミニデザート
がつくから。
しかも価格は1150円(税込)!
ドリンクに自家焙煎珈琲(アイス)、デザートは、珈琲ゼリーとマロンババロアにしました。
メインの他に自家焙煎珈琲などがついて1150円という価格に驚き!
(4月半ば時点で気温28℃で快晴だったので、スッキリとしたアイスコーヒーがさらに美味しかったです!暑い福島市内、夏に行く時はアイスコーヒーがおすすめです😄)
福島市内で長年愛されてきた「ブルブル」、福島市にいらした時におすすめのローカルメニューです。
◆お店について
珈琲グルメホームページ