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【エッセイ】夏バテと台所のシンク掃除

ここ一ヶ月間、夏バテ気味だ。
仕事から帰ってきて、夕飯を作ろうとしても気力がわいてこない。

それでも熱がこもった台所で夕食を準備する。そして片付けと洗濯(我が家は夜に洗濯をする)を終えると、つい寝転がってスマホでネットサーフィンしてしまう。

まずチェックするのが、ある女性インスタグラマーさんの投稿だ。
彼女は、フォロワー約14.5万の人気インスタグラマーで、自らの暮らしを発信している。

中でも築45年の団地の一室の自宅を素敵な空間にしている様子に、同じ団地住まいの私は憧れている。

憧れの人の行動は取り入れたくなるもの。
最近、台所のシンク掃除をし、ピカピカになるまでの様子を写した投稿を目にしたら、急に自分もやりたくなった。

彼女の真似をして、クリームクレンザーで台所シンクをゴシゴシと磨いて水で流す。最後に乾いたタオルで拭き取る。

すると、使うのが勿体ないくらいにピカピカになった。同時に自分の心もスッキリし、夏バテによるだるさが吹き飛んでいた。

私は、だるい時は、必要なことを済ませると寝転がってしまいがちだ。
だが、掃除をすることで、気持ちがいい方向に変わり、疲れが吹き飛ぶような充実感をえられることを実感した。

相変わらず、暑さに負けて行動が鈍っている私だが、シンク掃除だけは真面目にやっている。あの終わった後の爽快感がたまらないんだ。

今、他人にマイブームを聞かれたら、答えはもちろん、「台所のシンク掃除」である。