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【エッセイ】顔タイプ診断体験記②プロによる診断で気持ちが楽に。

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顔タイプ診断講座を受講

「プロに自分の顔タイプ診断をしてもらいたい!」という気持ちが高まっていた時、あるカルチャーセンターのチラシに「顔タイプ診断講座 」の文字を見つけた。

私の心の中のアンテナがピピッと反応した。
内容をよく読むと、講座の開講が決まり、受講生を募集しているという。

月1回、全6回の半年間の講座で、一人一人に講師が顔タイプ診断をして、似合う服などを導き出していくようだ。

直感的に「受講したい」と思い、即座に申込みの電話をかけた。

カルチャーセンターがいいと思ったのは、複数の受講生がいるからだ。私の場合、講師と1対1だと緊張するのと、他の受講生と比較されることで、客観的な判定が得られるような気がしたから、だった。無事に開講が決まり、ワクワクしながら初日を待った。

開講日、会場に行くと私の他には7人の参加者がいた。全員女性で、雰囲気や年代もバラバラに見えた。

自己紹介の時間では、名前と「なぜこの講座を受けたいと思ったか」を全員の前で話す。

そのうち数名が「何を着ればよいかわからず、似合う服を知りたい」というようなことを話していた。「周りも同じようなことを考えているんだな」とわかり、初めて会ったばかりなのにもかかわらず、親近感を感じずにはいられなかった。

ここでは詳しい講座内容については書かないが、1回目は「顔タイプ診断とは何か」、2回目には「それぞれのタイプの特徴」の説明があった。
そして、2回目の最後に、講師から受講生ひとりひとりの顔タイプについて伝えられる。

顔タイプの診断基準は、顔のパーツが曲線か直線か、子ども顔か大人顔かの2つの要素を組み合わせる。
もちろん、どちらともつかない中間に位置するタイプもある。詳しくは公式ホームページを見ていただきたい。


診断結果は?

結果を言われるとき、妙にドキドキしてしまった。試験の合否結果を告げられる時のような、変な緊張感があった。

講師は最後まで迷っていたようだ。私は自他共に認める童顔で、子ども顔、大人顔では間違いなく子ども顔になる。
しかし、顔のパーツが曲線が多いか、混ざり合っているかの判定が難しかったよう。

顔のパーツが直線曲線どちらの要素を持つ「フレッシュ」タイプか、曲線の「キュート」タイプか。最後の最後まで講師が悩んだ結果、「キュート寄りのフレッシュ」タイプになった。

講座の資料によると、フレッシュタイプの印象は、「さわやか、親しみやすい、清潔感、若い」だそうだ。
なるほど、35才で転職したときに新卒者と間違われたり、昔から知らない人によく道を聞かれるのが腑に落ちた。

アラフォーで新卒に間違われたのには、当時はとてもショックを受けた。
「一目見ただけで頼りない人だと思われているのか」と。
けど、顔タイプ診断を受けて、もしかしたら見た目の印象がそうさせていたのかと感じた。

講座の後、講師との雑談でそのことを伝えると、「フレッシュやキュートタイプの方あるある、ですね。頼りなく見られたりマウントをとられたり」

それを聞いて、少し安心した。
昔から頼りなく見られ、何も悪いことをした自覚がないのに、強い人にキツく当たられたり、役職や仕事を任せてもらえなかったりした。親にまで「あなたは頼りないから」と言われていたくらいだ。

そのことを繰り返すうちに「自分は頼りない」「やってもダメなんだ」というマイナスイメージを持つようになり、何もやる気が起きない、なら何もやらないという悪循環にはまってしまった。

幸い、結婚で実家を出て、転職し、さらに書くという生きがいを見つけてからは、悪循環を抜け出せた気がしている。

今思えば、頼りなく見られてたのって、見た目もあったのかも、先天的な自分の能力不足というわけではなかったのかも。そんな風に思えて気が楽になった。


そして、仕事の接客はスムーズにいくことが多いのは、この顔タイプのおかげだと思った。
どの顔タイプにもそれぞれ、良いところとそうでないところがあるのだろう。

次回からは、なりたいイメージに寄せられる方法といった話もあるようだ。

それはとても楽しみだが、自分としては今の顔タイプでより良く見せる方法を追求していきたいと思った。