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【ショートエッセイ】スタバのコーヒーにホッとした瞬間

先日、用事で親戚の家に一泊した。その家は県内にあり、私の家から1時間30分ほどで行ける。

帰り道、親戚の家から車で10分ほど走っていたら、スターバックスを見つけて思わず立ち寄った。私はコーヒーが大好きで、普段からスターバックスに行くことが多い。頼むのはほとんど、ドリップコーヒーのホットだ。この時もドリップコーヒーのホットにした。

窓際の席について、一口飲む。

うん、この味!

当たり前だけど、自分の住んでいる町のスターバックスと同じ味のコーヒー。心が落ち着く。知り合いのいない町で、知っている人に偶然会ったときのような安心感を覚えた。


そういえば、旅行に行くといつもスターバックスに行っている気がする。初めて見る場所はワクワクする半面、よくわからないので不安でグラグラしている。

そんな時、いつもと変わらぬ味のスターバックスのコーヒーを飲むと、普段の自分を取り戻したような気分になる。

特に、初めての海外でハワイに行った時は、毎日のようにスターバックスのコーヒーを飲み、「よく同じものを飲んでて、飽きないね」と家族に呆れられた。

英語が苦手で、コーヒーしか頼めなかったというのもあるけど…。出される食事も日本と全く違う中で、お馴染みの味は、心が安らいだ。

スターバックスに限らず、マクドナルドやセブンイレブンにも言えることだが、どこにいても、いつもと変わらぬ味を感じられるのはとても幸せなことに思えた。







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