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久々のインスタライブで製作した本の話をしたり、そこで感動したり感謝したり。

5月10日。水曜日。

外は朝からいい天気。いつも通り子どもたちの朝ご飯を用意して、学校へと送り出すと、洗濯掃除をささっと済ませる。今日はなんの予定もない日。今日は水曜日で、小学校が4時間で終わる。給食は食べてきてくれるのだけど、帰宅がいつもより早いからなんとなく落ち着かない。買い物は昨日行ったし、今日は家にいようと決める。

温かいミルクティを用意して飲みながら、ふと、久々にインスタライブをしようかな、と思いつく。正確には、少し前から一度インスタライブをしようかというアイデアはあったのだけど、あまりにも久しぶりすぎて、なかなか重い腰が上がらなかったのだ。でも今日ふと、あ、今かも、と思った。

最後にインスタライブをしたのは、確か今年の年明け早々くらいだったので、四ヶ月ほど前。以前はよくインスタライブをしていた。自分が体験した日々の出来事や、そこで感じたこと思ったこと、気づきなどをゆるゆる喋りながらシェアしていた。なぜそれをやらなくなったかは、別に特別な出来事があったわけではなく、なんとなく自分の感覚的にしなくなった、というだけなのだけど、改めて振り返ってみれば、今はこうやってnoteのほうに日々の出来事や感情思考を文章で書き連ねていて、今の私にしっくりくる表現やアウトプット方法が変わった、ということかもしれない。

そんな中今回インスタライブを久々にやろうかなと思ったのは、本を製作したことがきっかけだった。

(ちなみにこちらのエッセイ本です)


私がどうして今回エッセイ本を作ったのか、その想いや過程というのは、多少こちらのnoteやインスタの投稿のほうで書いたりもしたけれど、まだ話し足りないところもあったし、文章を通してだけでなく、ライブ配信を通して一度私の口から直接(といっても画面越しだけど)自分の本を紹介したいなと思っていたのだ。本の実物も見てもらえるし。

さらには、最近実際に本を購入いただいた方からご感想をたびたびいただけるようになり、その感想を聞くことで、改めて自分の製作した本について、本を作るという行為について、いろいろ感じるところ思うところがあったので、それもどこかにアウトプットしたかった。

もちろん、それも文章でnoteやインスタに書いてもいいのだけど、なんとなくまだ自分の中でしっかり言葉として書き出すにはあやふや、というか、言葉でうまく表現できないような感覚があって…。でもそんなあやふやの感覚も、インスタライブでなんとなく話す、という行為を通してアウトプットしてみるのもいいかもなぁと思ったのだ。同じ事柄でも、「書く」と「話す」では全然感覚が違う。今はなんだか「話す」ほうがしっくりくる気がした。

思い立ったら即行動。あまりグズグズしていると下校時間が早い子どもたちが帰ってきてしまう。なんとなく頭の中で話すことをシミュレーションしつつ、特にスクリプトなどは用意せず、スマホの前にスタンバイしてインスタライブを起動した。いざ配信が始まったら、なんだかんだで話しはじめる。

まずは改めて本を製作したご報告と、そこに至るまでの過程やどうしてこの本を作ったのか、どんな本なのか、という本の紹介。実物も手元に持ってきて、本の中身を見せて紹介したりできて良かった。他にも、そもそもZINEとかリトルプレスというものに馴染みのない人もいるだろうからと、私が持っているオススメのZINEもいくつか持ってきて見せてみたりした。

後半では、本を実際に販売してみて感じたことを話したり、本を購入してくださった方がいて、その後感想をもらったりそれぞれ楽しんでくださっていること、そうして私の製作した一冊の本からいろんな人とのご縁や循環が生まれていくことが、不思議だし嬉しいしありがたい、というような話をした。

インスタライブ中、実際に本を購入してくださった方がコメントをくださってとても嬉しかった。お仕事のお昼休みにライブを覗いてくれたらしく、そんな貴重な時間の合間を縫ってライブを見てくれて、感想コメントを書き入れてくれて、またもやありがたく感じる。その方が、コメントに「感想を言葉にするのが苦手で感想をなかなか書けないのだけど…(読んでます!)」と書いてくださって、その気持ちめちゃくちゃわかる!となった。

私も、例えば本を読み終わったあと、映画を見終わったあとなどに、「どうだった?」とか「面白かった?」とか人に聞かれるのが、実は苦手だ。

なんだか、その本や映画を通して、確かに感じたことや考えてことは自分の中にあるのだけど、それを100%うまく言葉にできる自信がないというか…。頑張って言葉にしようとすると、自分の本当の感覚と少し違う言葉になってしまったり、そもそも自分の中にある感覚をどう言葉にしたらいいのかわからなくて、戸惑ったりする。(ちなみに今私はインスタの読書アカの方で読書記録を書いているのだけど、それはその苦手な「感想を言葉にする」をあえてやってみようと試みている感じで、いつも書くのに苦戦している…!)

そんな感じで「感想をうまく言葉にできない」というインスタライブにいただいたコメントにすごく共感した。そしてその「うまく言葉にできない」ということをそのまま素直にコメントに書いて伝えてくれたことがまた嬉しかった。もちろん人それぞれ、その人なりの言葉で素敵な感想を届けてくれた方たちにも心から感謝だし、こうやって「うまく言葉にできないけど、読みました!」という報告をもらえるだけでも本当に嬉しい。とにかく自分の作り出したものに対して、何かしらの反応をしてもらえるって、それだけでとても嬉しいことなんだなぁと、今回本を作って実感している。

さらに同じ方のコメントで嬉しかったのが、今は最初の1話目を読み終わって、これから続きを読みます、という言葉。その感じ、めっちゃいい!となった。私が今回製作した本は短いエッセイが4編入っているのだけど、それを時間を置いて一つずつ大切に読んでいただけているなんて、なんとも嬉しい。なんだか私の中では、お気に入りの少し高級な箱菓子を買ってきて、一気に食べるともったいないから、毎日1、2個つずつゆっくり味わって食べる、みたいな感じ(私個人の勝手なイメージ)。

でももちろん、4編一気に読んでくださるのだってものすごく嬉しい。とにかく、私の製作した本を、わざわざお金を出して購入してくださって、手にとって読む時間をつくっていただいて、本を読んでいる間そこに書かれていることを共有してくださること、そこで何かしら感じてくださったりするだけで、ひたすら嬉しいしありがたい。

自分の本の紹介をしたり、自分の思ったこと考えていることを伝えているようで、結局私のほうがいろいろと受けとったり、幸せな感覚や感謝の気持ちに包まれたインスタライブだった。久々でところどころ早口だししどろもどろしていたかもしれないけど、やってよかった。また機会があったらやろうかな。

せっかくなのでインスタライブのリンクを貼っておこう。

🌷はせがわかなこインスタ🌷

https://www.instagram.com/kanako_hasegawa/


インスタライブを終えたらもうお昼を過ぎていた。お昼ご飯を食べていなかったのだけど、インスタライブを終えて力を使いきってなんだか放心状態だったので、簡単に納豆ご飯を食べて済ませた。ちょうど食べ終わる頃に子どもたちが帰ってきた。

夜はずっと作ろうと思っていた鶏肉とキャベツのトマト煮を鍋いっぱいに作った。昨日買ってきたバゲットを添えて食べたら相性抜群で美味しかった。食欲がないと言っていた夫も、このトマト煮とバゲットはよく食べてくれて嬉しかった。

最近日中はだいぶ暖かくなったけれど、夕方以降は結構冷える気がする。あまりに体が冷えた気がして、この日は夜湯船に浸かってじっくり体を温めた。

今日もいい一日だった。


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