4月11日の日記
仕事の日。絶賛6連勤中の4連勤目。
この日はなぜか犬が朝から死ぬほど元気で、
とにかく顔を舐めまくったり吠えまくったりして、
人間を起こそうと必死だった。つらい。
きっと、早く朝日を浴びたかったのだろう。
連勤ってこの辺りでだんだん辛くなってくるけれど、
（体力的にも精神的にも）
夜勤がないだけ全然良い。
私たちの職種は夜勤が一人体制なので、
この大病院の入院患者800人と
夜間に新たに来る救急患者の両方を
たった一人で捌かなければならない。
まあそうはいっても時間外なので
夜勤中のほとんどは仕事がなく、
大体の時間はテレビを見ながら
寝っ転がっていればいいだけなんだけど。
（これで給料がもらえるんだからすごい）
でも、いつ鳴るかわからないピッチを持って
一晩を病院で過ごすということが、
私にとってはかなりのストレスなのだ。
大して日勤は、スタッフがほとんど揃っているから
何か起きたとしても人手はたくさんある、
という安心感がある。
だから私は、仕事量は多かったとしても
夜勤より日勤派なのだ。
まあ、そこら辺は人によって全然違うんだよなあ。
バリバリと積極的に夜勤をこなして
夜勤明けの平日に沢山遊びたい！
っていうタイプの人もいるし、私のように
夜勤はできるだけ避けたいっていう人もいる。
特に、ウィンタースポーツやサーフィンが大好きで
山や海によく出掛けている子などは、
夜勤明けの日は朝そのまま新幹線で湯沢に行って
スノボしてます！！！とか、
連勤に連勤を重ねてその代休で大連休を作って
遊びに行くことこそ大正義！！！みたいなことを
ものすごい笑顔で言ってたりするので、
ああ、体力があるってすごいなあ…と
私は半ば化け物を見るような思いで
彼らをいつも見つめている。
彼らにとって、
休みの日は休むためのものじゃないのだ。
もはや、同じ人間とは思えないよわたしゃ…笑
まあかくいう私も、
休みの日にずっと家にいるということ自体は
ほとんどないんだけど。
でも私の場合、ゆっくりカフェで過ごしたり
散歩したりするくらいだから。
前者と比べれば、
ほとんど老人のような過ごし方なんですよね。笑
だからその、「遊び」の定義が
体力を使うアクティビティを指す人のことをみると、
素直に体力があっていいなあ〜と思う。
今シーズン、私はなんだかんだで
スキーにもスノボにも行けなかったから、
来年こそはその子に頼み込んで
雪山に連れて行ってもらおうと思う。
ただ今それを言ってしまうと、
「えーーっ！もちろん！行きましょ！
明日でいいですか？（ニッコリ）」
とか言われそうで怖いので、
来年までその台詞は取っておくことにする。
（まだギリギリ雪が残ってるそうだ）
まあそんなこんなで、（？）
日勤4日目は仕事もそこまで忙しくなく、
30分残業しただけで終わり。
いい日だ。こんなことはめったにない。
最近は退勤時間が18時を過ぎることが多かったから。
それに、この日は職場のみんなで
お花見に行くことになっていた。
だからこんなに早く終わったことが
いつにも増してすごく嬉しい。
私の部署は全部署の中で一番帰りが遅い。
だから、この日一緒にお花見に行く他部署の
人たちにめちゃくちゃに詰められていたのだ。
今日は早く終わらせろよ、と。
そんなこと言われてもって話なんですが。笑
まあそんなわけで、
お望み通り早めに退勤できてルンルンだった我々は
場所取りをしてくれている他部署の面々を待たせて
優雅に買い出しをしていくこととした。
場所取りメンバーから、
「レジャーシートやおしぼり、
使い捨ての食器はこっちで調達したから、
君たちはビール、翠ジン、炭酸水、氷、おつまみを
適当に買ってこい」とのライン。
（酒の指定があるのジワジワ面白い）
そんなこと言われんでも分かってるわ！
どんだけ一緒に飲んでると思ってんだ！
と憤りながら三人で大量の酒を買い込んで、
わざわざコンビニや薬局をハシゴして
美味しそうなおつまみも手に入れ、
30分くらいかけてようやく
場所取りメンバーのもとに合流した。
そうしたら、場所取りメンバーの一員である先輩が
「あんまりお前らが遅いから、
俺もう帰る時間なんだけど」と若干ご立腹のご様子。
お〜い、ケツがあるなら先に言えよな〜、
と三人で心の中で思いつつも、
私たち全員にとっての先輩なので
えっ！そうなんですか！ほんとすみません！と
とにかく平謝りして、なんとか場を納める。笑
一応言っておくと、
誰もこの先輩のことは嫌いではなく、
むしろ大好きなので悪しからず。
ただ、ケツガアルナライッテクレ。笑
まあでも、酒が入ればどうにかなるだろうと
とりあえず買ってきた大量の酒を
まずは先輩に飲ませることにした。
同時に自分たちの腹にもたらふく酒を入れていく。
（結局、先輩は途中で一回家に帰ってわざわざ
奥さんの許しを得てからまた戻ってきた）
今日が木曜日で、明日が仕事だということなんか
このときばかりは忘れて（というか忘れようとして）
とにかくみんなでワイワイ酒を流し込むのは
ものすごく楽しかった。
大体いつもこのメンバーで飲んでいるけれど、
毎回楽しいんだからすごい。
私はこの人たちのことを、心底好きなのだと思う。
と、ここまで桜の話が出てきていないが、
一応お花見というテイなので、
桜の写真も適当にパシャパシャ撮ってみる。
八分咲きといったところだろうか。
年に一度しか咲かないこの花は、
咲けば人間がこんなにも愛でてくれるのだから、
きっと幸せ者だろう。
でも、春以外にはこの木が桜である
ということすら忘れられているんだから、
ちょっと可哀想でもあるんだよな。
都合がいいときだけ、
自分の下で豪勢な宴が開催されてさ。
花が散ったらみんな知らんぷりなんだもん。
映えるのか選手権した
外でお花見しながら飲むビールは最高…
と言いたいところだったんですが、
とにかく春の夜があまりにも寒すぎて
花見は夜にやるもんじゃない、という結論に
早々に至ることとなってしまった。
わたしは冬用のコートに
ブランケットまで被っていたので
一人で夜のお花見サイコー！と思っていたのですが。
私に椅子を奪われた男性諸君は特に
みんな寒くて花見どころではなかったようで、
「早く暖かい屋内に入りたい」
と完全に顔に書いてあっておかしかった。
だからといって椅子を譲る気は無いんですが。笑
まあそんなこんなで、
みんな寒さへのヘイトが溜まっていたので
買ってきたお酒を頑張って飲み切って
一時間弱で花見会場を退散することに。
花見とはなんと儚いものなのだろうか。
そして結局、いつもの飲み屋さんに向かう。
このお店は、件の先輩が電話をすれば
お母さんがいつでも席を空けてくれるのだ。
今日も混んでいたみたいだったけれど、
私たちのために無理矢理席を
作ってくれたようだった。ありがたい。
外では全然飲んだ気がしなかったので、
またビールから始めてみんなでしっかりと飲み直す。
やはり、この季節はまだまだ
あったかいところで飲むビールが最高、
という結論に至る。
そしてようやくしっかりとお酒を入れた我々は、
みんな気持ちよ〜く酔っ払ってしまい、
次の日はほぼ全員が朝から仕事なのに
あろうことかカラオケに行くかどうか検討し始める。
馬鹿である。
で、結局先輩の鶴の一声で
いつものカラオケに行くことになる。
でも、みんなその一声を待っていた感があった。
みんな行きたくて仕方ないのに明日は仕事だし、
とにかく誰かに連れられて仕方なく行った、
という口実が欲しいのだ。笑
一人だけ、次の日に休みの後輩がいたのだが、
「みんな明日仕事なのにカラオケ行きたくて
葛藤してるの面白すぎるな〜〜」
と一人ニヤニヤと高みの見物をしていた。
明日が休みなんて。
もうそんなに最高なことないよ？あんた。
さては前世で何か徳を積んだね、と私は思った。
というわけでカラオケへ。
季節縛りで歌を歌い続ける。
（春っぽいの→夏っぽいの→冬っぽいの）
この、縛る制度なんなんだろう。
いつから始まったんだろう。
普通にむずいからやめたい。やめよう？
（なぜか秋はなし）
死ぬほど楽しい思いで気持ちよく解散したものの、
帰ってきてから今が夜中の2時だということに
気がついて絶望する。
明日は8時半からしっかり仕事だ。
絶望しながらシャワーを浴び、
5時間集中して寝て、仕事に行くのだ。
空きっ腹にお酒を入れたのが良くなかったのか、
私は起きてから二日酔いがひどすぎて
とてもじゃないけど仕事なんかできなそうだった。
でも、きちんと職場に行ったしきちんと働いた。
えらい。
こういうとき、意地でも休まないと決めている。
（そりゃそうだ）
そういえば前なんか、朝の5時まで飲んで
そのまま勉強会に行ったこともある。
人間、やろうと思えばなんでもできるのだ。
そして、職場に来てみたら
意外とみんなが元気に出勤していてびっくりした。
化け物なんかあんたたちは。
飲んだ次の日に
すぐみんなと会うことってそんなにないから、
お互いに絶妙な照れ臭さを隠しながら
朝の挨拶をする。
おっ、ちゃんと来たね〜！と。
あ〜、次はみんなと何をして遊ぼう。
BBQもしたいし、夏になったら海にも行きたい。
キャンプは無理だから、
グランピングとかみんなで行きたいな。
スキーやスノボにも連れて行ってもらわねば。
あ、その前に、今度は次の日が休みのときに、
もっと気持ちに余裕を持ってお酒を飲みたい。笑
明日の日勤で連勤最終日。
終わったら、思う存分お酒を飲んでやる。
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