UNISON SQUARE GARDEN 「春が来てぼくら」

UNISON SQUARE GARDEN は好きすぎて最も曲への思いが言葉にしづらいバンドだ。

まず、作詞作曲を担当しているのが相当の捻くれ者(田淵さんすみません)で特に詞に関してはなかなか掴めないし、それを演奏している3人は超絶技巧テクニック過ぎて気づいたら耳が奪われているので、「ここが好き!」とか「ここのキメがかっちょいい!」とか意識する間もなく曲が終わっている。今もそう。このレビューを書こうと思って聴いていたのに、気づいたらもう聴き終わっていた。ロックバンドを体感する、というのに最も相応しいロックバンドであると言えるかもしれない。

まあ、こんな感じで言葉にしづらい彼らの音楽だけれども、新生活を始める私にとってお守りのような曲なので少し語ってみる。

音楽経験ゼロ人間の戯言なので、変なところがあっても悪しからず。

まず歌詞ですよね、歌詞。本当に綺麗で字余りのない聴いててしっくりくるテンポの歌詞をかけるのってすごいなと思う。いい歌詞の曲でも、不自然なテンポ感だとあまり聴けない。

特に気に入っているのが
「どちらが正解なのか なかなか決められずに道は止まる けど 浮かぶ大切な誰かに 悲しい思いはさせない方へと」
これ、辻村深月さんの「子どもたちは夜と遊ぶ」の恭司のセリフに影響を受けてるんじゃないかなと思ってしまう。実際田淵さんは辻村深月ファンだと言っているし。
MIDNIGHT JUNGLE を聴いた時も、この作品が頭に浮かんだ。深読みしすぎだとは思うけどね。

次にメロディというか演奏なんだけど、この曲、なんといってもリズム隊が好き。
なんかのインタビューで「これは斎藤宏介曲だから」みたいなことを言ってたんだけど、本当にそれが体現されてる感じがある。ストリングスと斎藤さんの歌の邪魔をせず、精一杯引き立たせて、この曲に命を吹き込んでいる感じ。
2Bの裏のドラム、大好きなんだよなあ。

MMMツアーではアンコールの一曲目という大事な役を引き受けたこの曲、カップリングまで含めて大好きなのでそれについても今度書こうかな。

それでは。

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