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【進化論】嗅覚を退化させた生物は、ほとんどいない。

人間は生きていく上でかなりの部分を視覚に頼って生きています。

深海魚や洞窟や地中にすむ生き物
光の届かない世界で生きる生物にとって
視覚は重要ではありません。

そもそも光が存在しないから見えません。
見えないから見る必要がないのです。

そもそもですけど、
人間はなぜ視覚に頼るようになったのか…。

動物は自分たちで栄養を作ることができないので
自分たちで食べ物を探す必要があります。

さて、どうやって食べ物を確保しようかなぁ…

考えた結果
食べ物を探すために
視覚、聴覚、嗅覚を発達させることになります。

そしてその食べ物を探し回る必要もあるため、
手足という運動器官を進化させ
移動方法と獲得方法も劇的に進化させました。

一方の植物は日光や水などを利用して自ら栄養を作り出すことができるので
手も足もないし、目や耳もありません。

このように
進化の過程で住む環境において
生き抜くために有利な選択を繰り返し、
様々な感覚器を発達させた生物が生き残ってきたのです。

キリンが長い首を発達させたように
ゾウが長い鼻を発達させたように…


発達の反面、必要のない器官は徐々に失われていきます。
光の届かない世界では視覚は優先順位が低いので退化しました。

だけど……
嗅覚を退化させた動物はほとんどありません。

これは
ニオイのない世界はないという事と
生き抜いていく上で嗅覚の優先順位が高いという証でもあります。
(人間にはない感覚器を発達させた動物もいますがここでは省きます)

人間は進化の過程で
4足歩行から2足歩行へと進みました。
これによりニオイの強い地上から遠ざかることになったので
上から見下ろす視覚を発達させることになります。

これが原因のひとつとして嗅覚は退化することになってゆきます。


他の動物に比べて
人間は生ぬるい環境を生きているせいか
色々な部分が退化していきます。

嗅覚と聴覚は他の生物に比べると恐ろしく退化しましたが,
変わりに知能というとてつもない武器を
発達させるのですが…


ともかく
嗅覚とは
原始的で本能的な
本来生物が持つ刺激的な器官であることに間違いありません。

この感覚器をうまく活用しないのは非常に勿体ないです。


嗅覚という素晴らしい器官を呼び起こし
ニオイを味方につけることで
間違いなくこれまでの日常生活の向上が望めます。


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