見出し画像

150万の機材は盗まれてもいいから、○○は死守する。

こんにちは、先日7月7日で法人化して1年が経ちました。実感としては、ただ歳を重ねる感覚に近く、気がついたら1年経っていた。というのが正直な感想です。

まだまだ、人間の年齢的に言うと、やっと1歳になりハイハイに慣れ、最近一人立ちをはじめたばかりです。笑
暖かい目で見守っていただけると嬉しいです。

---✂---

1) 最悪のパターンをソウゾウする

学生のときから個人事業主でカメラマンを始め、5年ぐらいの時間が経ちました。カメラマンを始めたときは、5万円ぐらいの機材からスタートでした。少しずつ機材を追加したり、バージョンアップさせた結果、いつも撮影時に持ち歩いているスーツケースの中身は、大体150万円ぐらいになりました。

変な言い方かもしれませんが、150万円分の機材が盗まれる覚悟はできています。笑
僕はおそらく心配性で、いつも最悪のパターンをイメージして行動しています。

■海外でモノを盗まれたが、データは無事だった

話が少し脱線しますが学生時代、ボリビアに行ったとき、カメラやパスポートなど、ほぼ全てを盗まれた経験があります。撮影した写真のデータと、スマホや財布などは無事でした。

なんとなく、ボリビアに行ったらモノを盗まれる気がして、「撮影したデータだけは盗まれたくない」と、全て撮った写真は、小まめにスマホにバックアップを取っており、それが幸いし、ボリビアで撮影したウユニ塩湖の写真は全て残っています。あと、何かあったときのために、国際学生証、証明写真の予備を持っていたのですが、パスワード再発行時に役に立ちました。

---✂---

1-1) 最も気をつけているのはデータの管理

僕がカメラマンをしていて、1番気をつけているのは撮影したデータです。 
正直、データ以外が無くなったとしても、そんなに落ち込まない、心の準備はできています。( ※だからといって機材を盗まないでくださいね)

僕が特に大切にしていることは…
・お客様の撮影データ
・スケジュール管理
・健康管理

機材に関しては、この3つの中にも入らないです。 もし、機材を事務所に忘れたり盗まれた場合は、近くの家電量販店で購入しようと妄想しています。

1-2) お客様の撮影データ

当たり前かもしれませんが、撮影した後のお客様のデータの扱いは、かなり慎重に行っています。
僕が使っている機材はCanonの5D MarkⅣというカメラなんですが、それにした1番の理由は、SDカード2枚に対して同時に記録できるからです。(正確にはSDカードとCFカード)万が一、1枚が壊れても、もう1枚の方にはデータが残るからです。

そして撮影が終わった後、1枚はカメラの中に、もう1枚は財布の中に入れて持ち帰っています。理由は、最悪どちらかを失ってもデータは残るからです。

ウェディングのカメラマンをしていると、『2つで1つ』という考え方が一般的です(じゃないと恐ろしい…)。 機材やレンズ、SDカード、バッテリーなどは、全て2つずつ持って、やっと1カウントという意味です。

このnoteを読んでいる人は、「そんなに用心しなくてもいいんじゃないか?」 と思うかもしれません。

何年も現場で撮影していると、実際に撮影中にカメラ本体が壊れたこともありますし、レンズが通信エラーで使えなくなったこともあります。また、ストロボが光らなくなって故障したこともあります (僕の運が無いのか、使い方が悪いのか分かりませんが…笑)。

一番ゾッとしたのは、他のカメラマンで撮影データを、パソコンに読み込んでる最中にパソコンの電源が落ち、撮影データが読み込めなくなったということです(すぐにデータ復旧会社に連絡し、翌日に全データを救い出すことができました)。

『備えあれば憂いなし』と、いいますが、本当に備えていて良かったと思うことが多々あります。

挙式披露宴の撮影は、その日のために1年前ぐらいから、会場やドレスなどを選び、迷い、本当に色々な準備をしてきています。そんな想いや、大きなお金を使い、人生最大のイベントを撮影させていただいている身としては、 なんとしてもデータは死守するべきだと感じています。

■ こんな人にはお願いしたくない
過去にこの人にお願いしたくないなと思ったことがあります。

フォトモは写真撮影がメインで、動画撮影などは全部知人のカメラマンをご紹介しています。そのため、動画を撮影するカメラマンとの繋がりも多いのです。

あるとき、動画を撮影するカメラマンの家にお邪魔したときに、飲み物や書類などが乱雑に置いてあるテーブルの上に、無造作に外付けハードディスクが置いてあり唖然としたことがあります。

もし、テーブルからハードディスクが落ちたら壊れる可能性もあるし、誰かが飲み物などを誤ってこぼし、ハードディスクにかかり壊れるかもしれないと思うとゾッとします。
その無造作に置かれた光景を見て、その人には依頼しないことにしようと密かに思いました。

心配性である僕は、ハードディスクも消耗品のため、いつ壊れるかわからないです。いつも写真のバックアップは、ハードディスクとオンラインストレージにバックアップをするようにしています。場合によっては三重にバックアップをすることもあります。

1-3) スケジュール管理

今現在、スケジュール管理は…
・Google の カレンダー(個別の撮影)
・グーグルスプレッドシート(全体の撮影)
大きく2つに分けて管理しています

・Googleのカレンダー
スケジュール管理は、基本的に全てオンライン上で行っています。手帳やスケジュール帳で管理すると、手帳を無くした場合、詰んでしまうからです。笑

オンライン上であれば、スマホをなくしたとしても 、別のデバイス(パソコン)などからも確認できるため、Googleアカウントに全て紐付けるようにしています。

また、Android のスマホを持っている方は、ジョルテなどのスケジュール管理アプリと同期させることで、ホーム画面上にスケジュールを表示することができるのでオススメです。

・グーグルスプレッドシート
予約管理は、Google スプレッドシートで行っています。
Excelの関数などが利用できるので、カスタマイズすることで、効率的に予約管理や予約件数などをグラフ化することができるので重宝しています。

撮影のご予約をいただいたのに、その日を忘れてすっぽかしてしまうなどということは、あってはならないことで、相手の信頼に大きく関わってきます。

実話ですが、知り合いの会社 (同じく婚礼の撮影)で、撮影日の当日、担当のカメラマンが撮影を忘れるということが何度かあったそうです。
僕は今、撮影を他のカメラマンにお願いしている立場なので、このことは全く他人事ではないと思っています。そのため、撮影のリマインドは、かなり細かくやっています。傍から見れば、付き合い始めのカップルか!と、思われるぐらい連絡したりします。笑

細かく連絡をする理由としては、スケジュールの確認漏れをなくすということが最大の理由ですが、もう一つ『生存確認の意味を込めて』という側面もあります。極論、人はいつ死ぬかわかりません。
そのため、スケジュールの確認漏れを防ぐためにも、前日と当日には連絡を入れるようにしています。

1-4) 体調管理

体調管理にも気を付けています。挙式披露宴の前日などは、スケジュールはなるべく空けるようにし、体調のコンディションを整えられるようにしています。基本的にオールで仕事をするとかもしないです。
体調を崩すと、精神的にもやられます。 身体が資本のため、睡眠時間も十分に取り、無理しすぎて体を壊さないように心がけています。

話が少し脱線しますが、勉強でも仕事でも、身を挺して頑張ることが美徳という風潮がありますが、どうすれば効率よくできるかを考えて、どうすれば頑張らずにすむか。という方が大事な気がします。

最近は、雑務が増えてきたので、定期的に運動(バスケ)をするのと、銭湯(サウナ)に行くことが習慣になりそうです。

---✂---

想像していることは実現する

ある先輩が「想像していることは実現する」と言っていました(ポジティブな意味で)が、モノが壊れたり、盗まれりする想像をしているから、実現するんですかね…?笑

モノが盗まれたおかげで、カメラマンになったので、特に後悔とかはしていないです。むしろ、感謝しているぐらいです。

法人化して、2年目になりましたが、何事にもポジティブに捉えて、色んなことにチャレンジしていこうと思っています!


この記事を読んできただき、ありがとうございます! もしも、何か心に感じるモノがありましたら、サポートいただけると更新する活力になります!!!