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「サル」という言葉。。

「サル」いわゆるおさるさんを使った揶揄は「バカ」の代わりに使われることが多いのではないかとふと思った。

サルは、昔話にあるように、さるかに合戦や桃太郎のお供のさるなどと、身近な存在だ。
しかし、一方で、ムカッと腹が立って、「サル並みだな!」と相手を見下すことはないだろうか。

明確に相手に「バカ!」といえないがゆえに、「サル」が使われているような気がする。
確かに、相手に面と向かって「ばかやろう!」とは中々言い難いこともあり、それが言い換えられて「サル並み」ということなのだろう。


サルといってもバカにはできない。
実際にチンパンジーなどは、どの程度の知能が備わっているのか、文字はよめるのかなど、様々な実験が行われている。

それは、人間以外に言葉を持つ動物、生物がいないからであろう。
愛犬家、愛猫家などが、自宅でペットに話しかけて、勝手な会話を繰り広げている。
それはそれで、ヒーリングの効果があるとのことなので、特に触れない。

もしもこの世に言葉を持つ動物、生物がいたら恐らく今のような生活ができているかは疑問である。

話は戻るが、人間を揶揄した本は、山ほど出版されている。
古くは、「パンツをはいたサル」にはじまり、「他人を許せないサル」とか最近では、「サル化する世界」など昨今の生活事情や政治情勢を皮肉って、そのような本が出版されている。
そして、漏れなく購入している私である。それは見事に出版社のマーケティングに引っかかっているのだが、中身は中々面白く、「うんうん」とうなずきながら読むことが多い。本の紹介はまた別の機会として。。


実際の生活場面で他人を「サル」と言うようなことはあまりないな、とも思った。面と向かって「それは違うんじゃないかな」(心の中では「バカ」なのである)程度に収まり、親しい人との間では「バカですねぇ~」ということはある。

「サルですねぇ~」は逆にわかりにくかったりもする。

しかし、動物のサルはいい迷惑だと思っているかもしれない。
実際にサルと話したことはないから真意の程は謎なのだが。



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