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【読書感想】すこやかなほうへ 今とこれからの暮らし方

自分の気持ちにまっすぐでいること。それは、時に難しいことでもあります。

特に子どもができてからは、自分中心に後先考えずに行動できた20代とは異なり、人生の壁、自分の壁に直面することが増えました。

どうすればいいのか頭の中でぐるぐる考えては、足踏みしていた私ですが、色んな悩みや葛藤の中でも自分の信じる道を突き進んでこられた小川奈緒さんの生き方、考え方に触れてたくさんのヒントをもらうことができたのです。

収入減は後退ではなく、むしろ進化

収入も支出も以前より小さくなったことで、かえって発想はクリエイティブになったのかもしれません。そう考えると、収入減は後退ではなく、むしろ進化といえそう。
すこやかなほうへ

この言葉にとても勇気をもらえました。

何かを決断するときに迷うことの1つが今よりも経済面で厳しくなるということ。

今よりも収入が減ることを恐れて、現状維持を選んでしまうことはよくある話ですよね。

でも、収入が減ってでもやりたいことに挑戦した経験は、お金にはかえられない進化の1つになる。

うまくいくかいかないかは分からないけれど、どちらにせよ、うまくいった経験かうまくいかなかった経験が1つ手に入ると思えばいいんだと思えたのです。

やってきたことがまとまり出すのが50歳

若いころからやりたいことをいろいろやってきた、それが少しずつまとまってかたちになりはじめたのが50歳ごろだった。
すこやかなほうへ

何かをしようとする時、うまくいくかいかないかを考えてしまっていた私。

でも、すぐに結果が出ることばかりじゃないからこそ、あちこちに種を蒔いておくことが大切だと気付きました。

人生は長いのだから、そんなに焦らなくてもいいのかもと思えたのです。

あちこちに散りばめておいた点を折り返し地点の50歳ころからまとめていく。

ゆっくりじっくり育ててみる。

心を落ち着かせて、ゆったりとした気持ちで、だけど忍耐強くコツコツ頑張ろう、そんなふうに思わせてくれた身に染みた文章に出会えました。


小川奈緒さんの文章を読んでいると、スーッと優しく染み渡って、心が落ち着く一方で、こんな文章が書けるようになりたい、こんなふうに自分も理想の人生を歩んでいきたいという刺激ももらえる不思議な感覚になりました。

この本を読み終わった時、すこやかなほうへ進むためのスタートラインに立ったような気分でいた私なのでした。

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