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人は言葉で自分や世界を認知する

自分の引き出しにある言葉が増えると、微妙なニュアンスの違いが表現できるだけでなく、可能性や視野も広がりますよね。

人は言葉によって世界を認知しています。

本を読んでいて、この文章に出会い言葉の力を再認識しました。

言葉で世界の見え方、感じ方が変わる

語彙力が豊富だと世界の見え方や感じ方にも変化があります。

感動するような美しい景色も画素数の粗いカメラではその感動が伝わりません。

それと同じように、乏しい言葉の表現では美しい景色を認知することは難しいでしょう。

美しいことを表す言葉にも淑やか、麗しい、艶やか、端麗など美しさの微妙な違いを表現する言葉がたくさんあります。

性質や種類だけでなく度合いを表すにもたくさんの表現方法があります。

言葉を表現する言葉は知れば知るほど、世界の見え方感じ方が変わり、自分の感受性を豊かにしてくれそうですよね。

言葉で自分を見つめなおす

自分の抱く感情にも豊かな言葉で表現できると自分を見つめなおすきっかけとなります。

同じ風景でも見え方や感じ方が変わるように、同じ出来事でも捉え方は変わりますよね。

これもどんな言葉で自分の捉え方を表現するかで変化があるように思います。

喜び、楽しさ、嬉しさ、怒り、苦しみ、悩み、不安、動揺、モヤモヤ、そんな気持ちを1つ1つ言葉にしていく。

すると、自分がご機嫌で幸せな気持ちになることや、ストレスやネガティブな感情を抱える原因を認知することに繋がります。

分からないからこそ不安やモヤモヤする気持ちを抱えやすくもなります。

認知するだけでも不思議と気持ちが落ち着いたり、客観的に物事を見られるようになり、冷静に判断することができるようになります。

また、自分1人が抱えていたと思っていたことも自分だけではないことに気付くと安心感や気持ちが楽になることに繋がりますよね。


言葉の力は偉大で、視野や可能性を広げる原動力ともなるでしょう。

だからこそ、言葉の扱い方には慎重になりたいとも思います。

正しく扱わないと人や自分を傷つけることにもなりかねません。

いまいちど言葉との向き合い方に意識を向けて、解釈しながら言葉を選んでいきたいと思うのでした。

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