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【軽井沢の旅】絵本の森美術館で学んだ創作のヒント

先日、家族4人と祖母と訪れた軽井沢にある絵本の森美術館。

ここは、欧米絵本を中心とした絵本資料が展示された絵本専門の美術館です。

コンセプトは、

探求 大人の知的好奇心

たくさんの創作のヒントを学んできたので、まとめておきたいと思います。

画期的な発想

どの時代でもどの分野でもやはり活躍されている人は、画期的なことに取り組んでいるという共通点があります。

例えば、ウォルター・クレインは、見開きをまるごと1つの画面に活かす方法や絵本の表紙にツル(英語でクレイン)を登場させるという当時、画期的だった方法を取り入れていたといいます。

今では絵本の表紙に画家の名前が印刷されることは当たり前となりましたが、その時の当たり前や常識と違うことをするというのは、すごいことだと改めて思います。

また、現代絵本の父と呼ばれているランドルフ・コールデコットも絵と言葉が一体となってストーリーが展開するという画期的な絵本を確立をしました。

私も画期的までいかなくても、人がやっていない、これやってみたらどうだろうという素直な好奇心を大切にしたいし、挑戦したい、そんなふうに思いました。

日常の着眼点

アンデルセンは、自身の人生を「私の人生は一編のうつくしいメルヘンである」と語っていたといいます。

「マッチ売りの少女」が、編集者さんが送った3枚の木版画から母親の体験談に着想して生まれた物語だということは、初めて知りました。

アンデルセン童話は、自分の体験談や母親の体験談、コンプレックスを基に描かれていることが多く、日常の物事をどれだけ観察して過ごされていたのかを実感しました。

アンデルセンの原画とその横に書かれた経緯を読み、息子2人との日常を思いっきり味わいたいと強く思ったのでした。

絵本の読み方は、木を見るのではなく森を見る

絵本の森美術館は、吉田先生という絵本を研究する方がコレクションされたものを展示するところから始まったようです。

吉田先生の言葉を残しておきます。

一冊一冊の絵本の中から絵本の森全体を見る

これが、絵本を語る方法だと書かれていました。

子どもと読む絵本も、絵本から一歩引いた視点で考えたり、話したい。

たくさんの童話に触れていきたいものです。


絵本の森美術館を出て、外で祖母と子どもが遊んでいる風景を見たら、まるで絵本の世界みたいだと感動したのでした。


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