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20代若手社員がリモートワークでサボらない(むしろ集中する)方法10選

1.新人SEスワッキーの個人的な課題

2021年1月8日に発令した緊急事態宣言で政府は「出勤者数の7割削減」の方針を示し、各企業はその対応として社員のリモートワーク化を進めている昨今。リモートワークで通勤の為の外出が不要になり、コロナ感染のリスクを下げることができるのは大変ありがたいことですね。とはいえ、オフィス出社することで仕事に集中できた僕としては、リモートワークに関して次のような課題を持っています。

リモートワークの個人的課題
・もともと家での作業は集中力が続かない(作業するときはカフェ必須)
・実家のため家族がいて集中できない(同じ部屋の兄が日中寝てることも)
・気持ちが仕事モードに切り替わらない

自宅だと、どうしても気が緩んでしまいます。しかし、新人SEとしてこれからが肝心な時に自己管理の問題で会社に迷惑かけることは絶対にできないので、僕なりにリモートワークで集中する方法10選を導きました。すべて僕が実践して効果を実感しているものです。どれか1つでも読んでくださる方の参考になれば嬉しいです。

2.リモートワークの社会的な課題

通勤時間の削減、ワークライフバランスの充実、ワークスタイルの自由化等、リモートワークによる恩恵は大きいですね。その反面、課題も山積みです。具体的には次のような課題があります。

リモートワークの社会的課題
・社員の自律が大前提であり、労働時間や業務内容の確認・管理をどこまで行うかが難しい
・一般社員の8割以上(83.5%)が正直「気が緩んで集中できないことがあった」と回答
・テレワークによって発生した集中できない時間は一週間で計15.5時間
・家族の理解が得られにくく、家庭での勤務は居心地が悪い
・外出しないことによる閉塞感
・オンとオフの切り替えの難しさ
・生活リズムの乱れ
・年代が低いほど「テレワークの方がサボってしまう」
・20代の約2人に1人、30代以上の約3人に1人が「テレワーク時、サボっていると思われるストレス」を実感
・同僚とのコミュニケーションが減った
・話せば数分で終わることが、テキストでのやりとりになりやりにくく、無駄に時間がかかってしまう
・テレワークによるコミュニケーション不足・孤独感

参考記事:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000060066.htmlhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000067432.htmlhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000210.000025423.html

見てもらうとわかると思いますが、一番の問題はサボってしまうことですね。リモートワークだと会社の人からの目が無いので環境的にサボりやすくなってしまいます。「社員が自分がやるべき仕事をリモートでもしっかり行う」ことが前提のワークスタイルなだけに、自律精神がしっかり養われていない若手には難しい状況なのかもしれませんね。

3.リモートワークでサボらない方法【準備編6選】

リモートワークで起こる問題は事前準備+作業中対策で大半は解決できると思っています。この項目ではリモートワークをする前に準備しておくべき内容6選を紹介します。

①デスク周りの整理整頓

作業スペースにPC、マウス、モニター以外は置かないようにしましょう。読みかけの漫画や使わない資料などを置いた状態では仕事に集中できません。

プリンストン大学神経科学研究所の実験によると、無秩序な状態が常に目に入り続けると認知資源が枯渇して集中力が低下する。また、散らかった作業環境を整理した場合は集中力と情報処理能力が改善し仕事の生産性が高まることを明らかにしています。

自宅よりもカフェやオフィスの方が集中できるのは作業に必要な物以外を作業スペースに置いていないからだと僕は思っています。
家の掃除をする習慣が無い人は、作業中に視界に入るところだけでも最低限整理整頓しておいたほうが良いですね。

参考記事:https://www.dhbr.net/articles/-/5898

②服を着替える&身だしなみを整える

朝起きたら服を着替えて、出社時と同様に身だしなみを整えましょう。服はスーツまではいかないまでも、オフィスカジュアルくらいきちっとしたものに着替え方が”仕事スイッチ”が入ります。寝巻のまま仕事するのは絶対NG。気持ちを切り替えるのが難しくなります。ビジネスマンとしては「顔出しのオンライン会議がいつ来てもいい状態」でリモートワークをするのが理想です。

ある調査によると、在宅ワーク時の洋服は毎日必ず全身着替える人は72.9%。髪の毛やメイクを出勤時まで整える人は65.2%だそう。7割近くの人が身だしなみを整えているので、やはり身だしなみを整えないまま仕事をするのはマナー的にも気持ちの切り替え的にもよくないと思います。

参考記事:https://dime.jp/genre/940331/

③朝に外に出る

朝起きたら着替えて外に出るのがおススメです。ゴミ出し、日経新聞を買いに行く、お昼ご飯を買いに行くなどの目的で数分間だけでも外に出てみてください。朝起きてからずっと家に籠りっぱなしだとプライベートと仕事の境目がないので、せめて朝のうちに一度外に出て”アクティブスイッチをオン”にするようにしてください。

精神科医によると、朝15~30分の散歩して朝日を浴びると脳内物質のセロトニンが活性化して、清々しい気分となり、意欲がアップして集中力の高い仕事ができるといいます。

また、他のnoteでも【「通勤する」かわりに「散歩する」という提案】という内容を書いている方がいて、朝に散歩することを推奨しています。この記事で印象に残った箇所があるので一部ご紹介します。

部屋で座る位置を変えたり、カフェに行って仕事をしてみたりしたが、思ったより効果は低かった。そんなある日、妻が出社(妻は残念ながら在宅勤務ではない)する時に、なんとなく自分も会社に行ってた頃のように、一緒に家を出てみた。妻と一緒に最寄駅まで歩き、妻を送ってから、10分ほど散歩して家に戻ってきた。するとストレスなく仕事に入れたのだ。そう、家で仕事に「没入」できたのだ。
朝起きてそのまま居た家と、散歩を経てたどり着いた家だと、同じ景色のはずなのに様子が違うのだ。「自宅に出社した」ような気分とでもいうのだろうか。歩くことでやる気がストックされていているからその後も集中力が継続する

10分散歩しただけで家での仕事に没入できたという事例はリモートワーカーであれば誰もが参考にして取り入れたい習慣だと思います。僕もたまに早く起きて散歩ができるときは清々しい気分になってから心に余裕をもって仕事に臨めるの朝の散歩はオススメです。できそうな方は朝の散歩をぜひ実践してみてください。

参考記事:
https://diamond.jp/articles/-/241743https://note.com/morice/n/nae1c93eac37

④TO-DO リストの作成、スケジュールを決める

リモートワークに限った話では無いですが、TO-DOリストとスケジュールの作成は仕事をする上で必須です。たとえ計画通りにいかなくても、事前に1日の流れをメモ帳や付箋に書いておくと、作業中に「今何をすればいいのか」に悩まなくて済みます。この時間に悩むのは無駄です。小まめな休憩の時間と昼休憩の時間の予定も立てると、オンオフのメリハリがつくので作業の集中力を保てます

ちなみにTO-DOリストは「みかんリスト」というツールを使うと管理が便利です。

ダウンロードサイト:http://www.cc9.ne.jp/~pappara/mikanlist.html

参考記事:https://dime.jp/genre/871716/

⑤プライベートスマホはポケットにしまう

常識的な話ですが、業務中は必要な場面以外私用スマホを利用しないのがマナーです。リモートワークだからといって、スマホでLINE通知を確認したり、Twitter, Instagram,Youtube,TiktokなどのSNSを閲覧することは休憩時間以外原則NGですよね。

とはいえ集中力が続かない人にとっては、ダメだとわかっていてもスマホ依存をやめられないと思います。そんな人は、仕事を開始する前にスマホをポケットに入れてください。そして通知は全てオフ設定にしてください。スマホを見るときは自分が決めた休憩時間内だけにしてください。理想をいえば、業務中は電源を切って机の引き出しなど、目に入らない場所にしまうのがいいのですが、誘惑に勝てない人にとって現実的な策ではないでしょう。

ある調査によれば、たとえ机の上でスマホの画面を伏せて置いていたとしても、常にスマホを目の前においておくことで、精神的に根気のいる作業のパフォーマンスを低下させるといいます。

目に入る場所に置いたらダメなんですって。『How To Break Up with Your Phone(スマホと別れる方法)』の著者キャサリン・プライス氏によると、「片づけたいタスクがあるのならスマホはまず目に入らない場所に置き、音も聞こえないようにしなくてはいけません。ミュートやマナーモードに設定してカバンの中にしまっておくんです。」だそう。

精神科医でマジシャンの志村氏によると、「あなたがもしリモートワークをもっと効率的に行い、もっとパフォーマンスを上げたいと思うなら環境トリガー(環境的に注意力散漫の原因になってしまうもの)の元栓となるスマホをできるだけ遠く、視界に入らない場所に置くことです。」という。

参考記事:
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5deeecbee4b07f6835b801dbhttps://diamond.jp/articles/-/252227?page=2

⑥姿勢を正しくする(骨盤サポートチェアを買う)

リモートワークガチ勢の僕は、姿勢にもこだわります。最近、メルカリでこれを買いました。

Amazonリンク:https://amzn.to/39EhZpy

結論、骨盤サポートチェアを買いましょう姿勢の良さは仕事の集中力に直結します。

ある調査によると、勤務中の座っている姿勢が悪いと自覚しているオフィスワーカーほど生産性の低下を感じている傾向があると明らかになっています。僕も姿勢が悪いときはだらけてやすくなってしまった経験がが何度もありました。自意識で「姿勢をよくしよう!」と思っても、数分後には気づいたら猫背になってしまいます。

その悩みを解消するのがこの骨盤サポートチェアです。椅子にこれを乗せて座るだけで勝手に背筋が伸びます。背筋が伸びて姿勢がよくなると自然と集中力が上がります(ほんとに)。Amazonで8000円くらいで買えるので、試してみる価値あると思いますよ。

参考記事:https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/assets/pdf/20190325_NewsLetter.pdf

4.リモートワークでサボらない方法【作業編4選】

【準備編6選】で戦いの準備はできました。集中できる環境が整った後は、ひたすら仕事にのめりこむのみです。この作業編では仕事をしている最中に集中高く仕事をするための秘訣を紹介します。

⑦タイマーの活用

最初に前提知識ですが、人が集中力を維持できる時間は15分~90分だそうです。また、5~10分の休憩を定期的にとることで集中力が維持できるといいます。

そこで活躍するのがスマホのタイマー機能です。僕の場合は作業開始と同時に50分でタイマーを設定。休憩時も10分設定しています。これをきっちりすることで、集中力が持つ時間帯で作業をしつつ、リフレッシュの休憩を挟んで再度作業に集中することができます。僕は1時間サイクル(50分作業:10分休憩)が管理しやすいのでこの時間帯がオススメです。

時間を決めずにダラダラ作業してしまう人はぜひ一度やってみてください。

参考記事:https://townwork.net/magazine/skill/103396/

⑧カフェMUSICを流す

僕は作業中カフェMUSICをかけっぱなしで仕事しています。静かすぎる環境だと集中できないんですよね。とあるマウスの実験によると、まったくの無音状態で何かを学習することはできないみたいです。在宅時の無音対策は常識的に、カフェミュージックくらいが現実的ではないでしょうか。

ちなみにですが、作業BGMをかけることは集中力が切れても机に向かえる効果があるそうです。東大の薬学部教授池谷先生によると、音楽がかかっていると短時間で気分転換ができ、スムーズに仕事に戻れる、といいます。脳の集中力には波が合って、立ち上がってトイレに行くなど他の動作をすると集中力が切れて再度集中するには時間がかかってしまうのだそう。

休憩後すぐに作業に戻れない人なんかはカフェミュージックをかけて作業すると、机に戻りやすくなるかもしれませんね。

参考記事:https://r25.jp/article/564374415183230643

⑨コーヒーを飲む

眠気が来る前にコーヒーを飲みましょう。カフェインの効果は摂取後30分くらいなので「そろそろ眠くなりそうだな」というタイミングにコーヒーを飲むのがオススメです。

周知の事実ですが、カフェインは集中力を高める効果があります。それだけでもコーヒーが苦手じゃない人は絶対飲んだほうが良いですね。利尿作用があるので、トイレは近くなりますがリモートであれば特に問題ないと思います。ちょっとしたリフレッシュタイムだと思うと悪くないものです。

注意点としては、過剰摂取するとめまい、不安、吐き気などが出る場合もあるみたいなのでほどほどの量にしておくのがいいと思います。あと夕方以降に飲むと寝つきも悪くなるので、飲むタイミングも16時より前にしとくくらいがいいですね。

参考記事:
https://slashgear.jp/health/5080/https://macaro-ni.jp/9081?page=2

参考程度に、僕は「ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー」を飲んでます。味もおいしいですし値段も100円ちょっとで買えますし、量も900mlと多いのでコスパ最強です。都内近所のスーパーで休憩時によく買いに行ってます。


⑩ランチを食べ過ぎない

ビジネスマンたるもの、食事管理も気を付けなければいけません。米、麺、パンなどの炭水化物を多く摂取すると午後眠くなってしまうのでランチは最小限にしたほうが良いと思います。

ランチ後に仮眠をとるのもいいですが、仮眠に失敗するとダラダラ寝続けてしまうリスクがあるので、そもそも眠くならないようにランチを食べすぎないよう気を付けるのがオススメです。集中力を高く持って仕事をするため、勤務日はランチを制限してみましょう。

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