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オットを嫌いになるまで⑦

沐浴だけは、オットがやってくれた。
「姪甥の沐浴をやっていたので、自信がある」と自慢げに病院の先生にも話していた。
寝かしつけ、夜泣き対応、夜中のミルクは100%私。
最初の方は、「旦那は仕事あるしな~」と思って、気を遣っていた。
しかし、眠れないことが続くとだんだんとしんどくなってきて、限界が来た。
このとき、オットが頻繁に寝かしつけを変わってくれていたら、今頃なにか変わっていただろうか。
あまり覚えていないけれど、休みの前日とかはたまにはやってくれていたのかな。
記憶にない。
けれど、ぎゃあああと泣きだしたらすぐには起きてこなかったことは覚えている。
私の方が気づくのが早いから、結局私が夜泣きも対応していた。

きっと、家にいるんだからしんどくないんだと思われていたように思う。
3時間おきに授乳して、その間に寝れるでしょ、と思っていたのかな。
担当する家事も今までと変わらなかった。
家にいて、ぼーっとしているとでも思っているのだろうか。
ご飯作ろうか?とも聞かれなかったので、宅配のお弁当を注文した。私が、オットのぶんまで。

夜泣きの対応でカラダはボロボロ。
そのほか初めての育児で心配事は尽きない。調べるのはもちろん全部私。
それをふんふんと聞いて、育児に参加していると勘違いするオット。

自宅に帰ってからは頻繁に義母が来る。
「これ、○○ちゃん(オット)の好物なの~」と、オットへの差し入れをもって。
私だったら、私に対して「しんどくない?なにか食べたいものない?買い物あったらしていくよ」と言うだろう。
義母も、オットも、自分たち家族のことだけだと、この時によく思った。
いやまあ、百歩譲ってこの状況でなければそれでもいいかもしれないが、出産後すぐの人の家に来るときに、それはなくない?しかもオットは不在だし。

そして義母が頻繁に言っていたセリフがある。
それは
「ほんと○○ちゃん(生まれたばかりの娘)って、手がかからないわね~」
義母が来ていた時は、あまり泣くこともなくほとんど寝ていた娘。だからそう感じたのだろうか。
決して楽ではない育児。手がかからない?あなたに言われたくない。

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