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転職まで40日休暇した私のアーカイブ (2/3)

はじめまして、まりもです。
社会復帰のリハビリ目的で執筆します。

スタートアップを退職し、4月からメガベンチャーで働きます。2月後半から有給消化中で、転職先の入社日までちょうど40日間休みました。休暇中の出来事3つをしたためます。

▌目次
1. 日本各地を旅行
2. ChatGPTとの出会い
3. ポケカエクスプローラー

2. ChatGPTとの出会い

香川を旅行中、プログラマーの友人から「ChatGPT使ってる?これで何か一緒にやろう!」と連絡が来ました。名前を聞いたことがある程度だし、瀬戸内海をぼーっと眺めていた僕は、全然のっかれませんでした(笑)

直島のベネッセミュージアムで撮影

旅行から帰宅後、ChatGPTに触れてみて非エンジニアの僕でもワクワクする代物だと気づきました。カスタマーサポートで働いていた身分として、違和感なく倫理にそくした文章を瞬時に作成できることに驚きました。

noteやSNSで呪文(プロンプト)なるものを知り、アウトプットの精度をコントロールできることが分かってからはChatGPTの虜になっていました。連絡をくれた友人と一緒にChatGPTを使って”なにか作る”ことにしました。

その過程や成果物は彼のnoteをご覧ください。

ChatGPT(ここでは3.5を指します)の性質から、次の4つに当てはまるアウトプットが望まれる場合に適していると考えました。

  • 答えが1つではない

  • 中立で私情が入らない

  • 鮮度を求めない

  • 個人情報を扱わない

そこから人間関係にまつわる相談がマッチすると導き、人間関係カウンセラーのbotを作成しました。「せっかくなら人の役に立ちたい」と考え、悩み相談掲示板の相談に(ChatGPTのアウトプットを元に)答える活動をしました。

1週間ほど取り組みましたが、結果は相談者が満足するような回答をすることはできなかったと感じています。ChatGPTのアウトプットを90%ほど活かして回答していたのですが、次のような気づきがありました。

  • 「死」をほのめかす相談に対して、有人のカウンセラーや専門家への相談を提案されるため、直接的な回答はChatGPTから得られない。

  • 人間関係のディープな相談に対して「周囲の人はあなたを必ず必要としている」、「あなたを必要としていない人はいない」などの断定表現を用いる。これは相談者の環境・心境に反することがある。

  • 「自分自身を大切にすること」を多用する。自死を回避するための表現だと考えられるが、説教じみた回答だと受け取られてしまう。

素人ながら様々な呪文を試しましたが、根本解決には至りませんでした。そして、これがいちばん大事なことですが、相談者と回答者の信頼関係が必須であり、これは匿名の場でも変わらないと感じました。

倫理や中立を守り、正論を振りかざすのではなく、相談者との関係構築を経て、共感や経験を元にベストプラクティスに導くことが、あるべき姿だと学びました。その点では、GPTはGTO鬼塚にまだ及ばないです(笑)

(最後に)僕が気になったのはChatGPTが多用する「〜が大切です」、「〜を大切にすること」という表現です。「大切」を他人に押し付けられることは不愉快だと知ったのと同時に、多用しても愛されているロードオブメジャーの偉大さを再発見しました。

以上が僕の40日休暇アーカイブ Part2です。
入社初日(4/3)までに残り1パートを書き上げます!