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やらされてる感がないことが、納得感と結果につながるという個人的な発見。


「1番輝いていた頃を思い浮かべてみましょう」



これは誘導瞑想での言葉。そんな風に問われたら、何を思い浮かべますか?

誘導瞑想とは


誘導瞑想とはガイドがある瞑想のこと。つまり、人の声やナレーションなど、ガイドに沿って行う瞑想を指します。

声かけをしてくれるので、その問いに集中できるし、余計な雑念が浮かびづらいなと感じています。呼吸に集中もしやすい。

「輝いていた頃」ということは、もう一度戻りたい頃とも言えますよね。私の場合、いつも思い浮かべるのは、大学時代です。

大好きだったスペイン語やラテンアメリカ文化を好きなだけ勉強して、メキシコやコスタリカやペルーといった、中南米旅行のためにバイトをしてお金を貯めて、気の合う友だちや彼氏とあーだこーだと夢や理想を語り合う。そんな日々が大好きでした。

時間もお金も何もかも、好きなように自分で使える日々。

「あの頃はよかったなぁ。またあの頃に戻りたいな」と思って終わるのが常でしたが、今回は違いました。

「そもそも、なんであの頃がそんなにに楽しいと思えてたの?」という問いが瞑想中に浮かんできたのです。

その問いを元に気持ちを掘り下げていくと、たどり着いたのは「やらされてる感がなかったから」という答えでした。

マリオカートで考えてみる


これは、自分としては大発見にも似た答えでした。

「やらされている」のではなく、「やりたくてやっている」から楽しかったし、輝いていたと感じられたんですね。

当たり前といえば当たり前の答えですが、日々の生活に没入していると、ただただ目の前にやってくるタスクをこなすだけになり「一体これは何のためにやっているのか」を忘れてしまいます。私の場合は、当初の目的を忘れて、ただ作業をこなすだけになってしまいがちです。

例えていうなら、マリオカートの自分の画面しか見れない状態でしょうか。他のプレイヤーがどこを走ってるか分からず、自分が何位なのかもわからない。ただひたすら道を走り続ける。

もちろん、そういう場面だって必要です。自分の目の前のことだけに集中する時期は必ずあると思います。

だけどやはり、心のどこかに留めておきたいのは、上から見た俯瞰図というか、私は今どのあたりを走っているのか、私はどこに向かっているのかという意識です。

今に集中する虫の目と、俯瞰する鳥の目。その両方持っていたいなと思います。


どこに焦点を合わせるかは自分次第。


私がやりたいからやっている=納得感


さて、少し話がそれてしまいましたが、「やらされてる感がなかったから」という点で見てみると、今だってそうです。

「やらされている」と思って、仕事を選んではいません。それは今までも、今も、これからも。

新卒で入った建設機械メーカーの経理職も、フェアトレードショップの接客・販売も、無農薬・減農薬の稲作農家の直営店での諸々の業務も、個人事業主のライティング業務も、地域に根ざしたWEB メディアでの編集・ライティング業務も。

全部、そのときの自分の気持ちに従って選んできました。

「やりたいから、もっと知りたいから」の気持ちがあるときの仕事は、納得感があります。私がやりたいからやっているという、能動的な気持ちです。だから、できた/できなかったという結果以前に、挑戦できた満足感が先に来る気がします。

また、自分の気持ちも状況も日々変化していくから、どんな場所に自分を置いてあげるのがベターなのかを、見極めていく必要もあります。

そして丁寧に仕事をしていれば、見てくれる人は必ずいるし、結果にもつながるのではと最近実感しています。

「ここまでやってくれて、すごく助かった」「近々時給アップしますね」「働く時間、増やしてくれる?信頼してないと頼めないから」という言葉を最近いただいて、「こちらこそ…!ありがとうございます!」と、嬉しさを噛み締めてるところです。

ちなみに、ここでいう「丁寧」とは、工程を省かないこと。手抜きをしないことを指しています。結局その方が早い。特に慣れていないことに関しては、自分を安心させる意味でも、手間をかけてもいいのかなと思っています。

今も結構、いいんじゃない?


そんなことに気がついたら、今も結構いいよね?と自然と思えました。「輝いてるか?」と言われたらくすぐったいけれど。だけど、いつも比べていた大学時代に負けてはいないなと、思えたのです。


経験に勝ち負けなんてないんですけどね。



もっともっとと、先を急ぐように焦りを覚えていたのは、固定された過去の自分と比べていたからかもしれません。過去の自分はどれだけでも美化できるし、どれだけでもいいように持ち上げられます。

つまり過去の自分をどう捉えるかは、今の自分にかかってるといえるかもしれません。どんな状態でいるかによって、見え方は変わります。適切な距離感が掴めないまま、過去の自分と比べるのは、しんどいだけ。そんなことに気がつきました。

1番輝いていた頃。

それは過去にだけ、存在するのではなく、未来にだってあるのかもしれません。だって1番は更新できます。

今の私ができるのは、納得感をもって選択をすること。自分で選んだ方向ならば、その意味や意義は後からついてくるはず。自分で決める誇らしさを感じたいなと思っています。

やらされてる感をもたずに、納得感を持って進む。そうすれば、結果は後からついてくる。今の私が得た一つの答えです。

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