いつも心に深呼吸

久しぶりに息子にブチ切れた。

前も一回やったことで、もう絶対やらないでねと念押ししたのに同じことをまたやったので、かなり怒った。

「ごめんなさいといわれても、これはもう元には戻らないのだから、どうしようもないよ。やったことを許すことはできないよ。」

かなりきつめの言葉を浴びせてしまった。

体中が怒りの空気でパンパンの中、下の娘のお迎えで保育園に。さすがに息子も凹んでいるが、そこで優しい言葉をかけてあげられるほど、大人ではないわたし。

そんな自分に嫌悪感も抱きつつ、どうしたらいいのか、どうしてあげたらいいのかも分からない。

保育園では娘の担任の先生が迎えてくれた。

息子を年中、年長と二年間みてくれていた先生でもある。モデルですか？と思うくらいの美人さんなのに、全然気取ったところもなくて、子どもたちに好かれているのがわかる。
いつもひまわりが咲いたかのような元気な笑顔を向けてくれて、息子もわたしも大好きだったから、娘を見てくれることになって、誰よりも喜んだのはわたしだ。

だからつい愚痴をこぼしてしまう。
さっき、すごく怒ってしまって…。

「お母さん、深呼吸、深呼吸！」

明るい声が怒りの空気でパンパンになった気持ちに穴を空けてくれる。

＊

そう、深呼吸。
最近息してないかも…って思うときある。　

あわただしい。
せわしない。
バタバタしてる。

いろんなことが降ってくる。

最近ちょこちょこ勉強してる薬膳。いろいろ試してるはずなのに、なかなか出ない結果。教えてもらってる千賀さんに相談したら、息してる？って言われた。

してないかも…笑。

浅くなってる呼吸。ちゃんと肺まで届いてるのかしら？

巡りを意識して呼吸する。
しっかり吐いて、それから吸う。

入出口とはいわない。
出入口だよね。出るのが先。吐くのが先。

＊

形あるものは必ず壊れていく。
永遠なんてない。だから時間が経てば些細なことで怒ってしまったって思うのかもしれない。

でもやっぱり怒らないお母さんになんてなれなくて、すぐに感情的になっちゃうし、それで子どもを傷つけているかもしれない。

だけど、やられて悲しかったことは、わかってほしい。

だから、家に帰ってからこう言った。

「ママはすごく悲しい。だからもう絶対しないでね。お願いね。」

もっと違う言い方があるのかもしれないし、彼に届いているかは分からない。

でもまっすぐ向き合って、思った言葉を伝えるしかできない。

ふー、不器用だなぁ。とにかく今できることは
今日もしっかり深呼吸していこうってこと。