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わが家のちょこっとプラフリー 大事なことは何度でも

プラスチックが問題であることは、今や多くの人が認識している事実。
でも問題が大きすぎて、こう思っちゃう人も多いのでは。

どうやったら減らせる?
何をしたらいい?
誰かが解決してくれるから、待ってる?
私には関係ない?

1人の100歩より100人の1歩の方が効果は絶大だと思うし
その行為や考え方が、根付いて習慣になることが大事だと思ってる。

そう思って、プラフリーのためにわが家でちょこっと実践してることをインスタで投稿していました。今回はそれをまとめようと思います。

①コーヒーのペーパーをネルドリップへ

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わが家ではペーパーからネルなので、厳密に言えばプラ問題ではないけど、個包装のインスタントコーヒーも含めて、プラスチック問題として書きました。

思ったより手軽で快適だとコーヒー担当の夫も楽しんでいる様子。

わたしはコーヒーの香りは大好きだけど、味はそんなに得意ではないので、コーヒーを飲むのは夫のおこぼれ程度。
だけどコーヒーに付随する時間はすごく好き。

豆をどこで買うか
豆をゴリゴリと挽く音
トポトポとハンドドリップしてるときに立ちこめる香り

でも飲むのは少し(笑)
一歩引いてるからこそ見えるものもあるのかも。
夫にネルを勧めるときにそう思いました。

多くの男性は感情論や環境にいいからと言う理由ではなかなか響かない気がします。正義感は言い換えれば押し付けだから。

今回は
「ネルドリップの方が、油分が抽出されてまろやかになるらしいよ」
「ペーパーを買いに行く手間が省けるよ」
など、おすすめポイントを伝えていきました。

一気にではなくて、小出しに時間差で。

時間はかかるけど、納得してくれれば強い味方です。
わたしは種まき役で、育てるのは夫というのがわが家の役割です◎

②テイクアウト容器を持参する

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マイカップやエコバッグは定着しつつありますが
テイクアウトの容器こそ、持参したいもの。
ゴミになるとかさばるし、再利用がなかなかしづらい気がするので。
(子どものままごと道具にしかならない…)

わが家ではホーローを愛用しています。
写真は野田琺瑯のレクタングルLサイズに、キッシュを4つ詰めてもらったもの。

顔見知りのイタリアンレストランにオードブルを頼む際には、事前に容器を持って詰めてもらうようお願いしています。お店にもよるけれど、大抵の小さな個人店さんは快く受けてくれます。そうするとますます好きになるし、こういう顔の見える関係ができていくのは、嬉しいものです。

③紅茶のティーバッグをリーフに

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お手軽の代名詞ティーバッグ。熱湯をさらすことで、マイクロプラスチックよりもさらに細かいナノプラスチックが、大量に放出されることを知りました。まさにプラスチックティータイム。

ナノプラスチックを飲んだ場合の影響は現時点では分かっていないけれど、プラスチックを食べたいとは思わない。

じゃあどうするか。

1、ポットでリーフティを楽しむ
2、ステンレスのティーストレーナーを使う(フタのある茶漉しのイメージ)
3、天然素材のティーバッグを使う

↓プラなし生活のサイトは、情報量が豊富だし、根拠もしっかり書いてあって参考になります。

たくさんのモノが溢れている今。まずは、知ることが大切だと思います。

知っていれば防げること
知っていれば選べること

ひとつを知るとそれがきっかけで、まるで数珠つなぎのように知識と好奇心が広がっていく。それって「自分で選んで暮らしている」実感につながって、生活にハリが出るし楽しくなるって思います。

④ゴミ袋をサイズダウン

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わたしの住む石川県能美市のゴミ袋のサイズは大40ℓ、中20ℓ、小10ℓ。

大から中へのサイズダウンをしました。まだまだ入ると思うと、たくさん入れてしまいたくなるのが人間の性。断捨離は家の中がスッキリして良いことだけども、その要らなくなったものを外にゴミとして押し付けすぎるのも、どうなのかなーって思ったりします。

そもそもゴミになりやすいものを家の中に入れないのが大事かなと思ってる。便利なものほど、ゴミになりやすいですよね。レトルト食品とか、カップラーメンの容器とか。

企業努力で色々な点が改善されているのは耳にします。生分解性のプラスチックが取り入れられたり、無印良品はペットボトルを全てアルミ缶に変えるなど、問題意識を投げかける意味でも、行動している人や企業がいます。だからといって、たくさん捨てて良いわけじゃない。わが家もまだまだゴミの量は多いので、環境に負荷が少ない暮らしを目指したいなと決意新たにしています。

⑤布ナプキンの話

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毎月やってくる生理。
しんどくないですか?
超がつく生理不順だったわたしは
周期を整えたくて布ナプキンを始めたのは10年ほど前。

布ナプとの出会いで、紙ナプキンはケミカルナプキンであることや
女性の身体の仕組み、妊娠、出産のことに目を向けるようになりました。


布ナプのいいところをざっくりまとめると…

ゴミが出ない!

なんと言ってもコレ。汚物入れなんて可哀想な名前がつけられる箱に
押し込める必要がなくなります。

使い捨ての紙ナプキンは紙ではなく、プラスチックでできています。プラナプキンって言ってもいいのかも。

紙ナプキンの中に入ってる「高分子吸収ポリマー」はプラスチック。水を吸ってゼリー状に固まると冷たくなってしまうのです。
熱を出した時に、おでこに貼る冷◯ピタを挟んでいるようなもの!

一方、布ナプキンは空気を多く含んでいるので、つけていると温かいと感じます。あったかいと生理が楽になるんです。
冷えると血の巡りが悪くなって、痛みが強くなってしまうから。

そして、においがないのも嬉しいポイント。
液体を吸収してゼリー状にしてくれる
「高分子吸収ポリマー」と経血が化学反応を起こすことによって、あの独特の臭いが発生するそうです。

自分の身体から出てきたものなのに、とても汚らしく思えて、紙ナプを変える時間は苦痛でした。でも布ナプにしてからは、トイレで経血を出すことができるようになってきて、楽しくなってきました♪

布ナプにも長所と短所があります。
多少の洗う手間はあるし、家族の目が気になるという人もいるかもしれません。
でもそれらを天秤にかけたとき、わたしは布ナプを選びたいと思い、今に至ります。

今は生理の貧困やフェムテック(female(女性の)+technology(技術)の造語。女性特有の健康問題を技術を用いて改善するもの)など、女性の性に関する新たな言葉も出てきています。

わたしは使ったことはないけど、経血カップや吸水型パンツもあるそうです。

生理を支えるものは紙ナプキンだけじゃない。
プラフリーを考えていったら
また一つ世界が広がりました。

毎回同じようなことを書いてる気がする

書く内容って、いつもあんまり変わらない気がします。それと同時にわたしが言っても変わらないんだろうな…って心の隅っこで思ったりもしてます。でも励まされる言葉に出会いました。

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暮しの手帖に俳優の古舘寛治さんが書いていたコラム。とっても勇気づけられました。一部抜粋します。

なぜ映画や演劇が社会に人に必要なのか?

「同じことであってもたくさんの人間が言い、発信することがとても大事」ということだ。例えば政治についても、少数の識者が問題を語っているだけでは民主主義は機能しない。「たくさんの人が考え、発言し、行動する」ことで初めて、民主主義は機能するはずだ。その発信・発言があるエネルギー量を超えた時に、この社会は変わるのではないか?だから同じことでも、また他の人間が言うことは大事なのだと信じ、書く。

同じことを言ってもいいんだ。
むしろそれこそが大事なんだと思わせてくれました。

わたしより行動してる人なんて、数え切れないほどいる。それを知って自分は何ができるのかと、省みる。他者から学ぶこと、他者からしか学べないことがたくさんある。

この同じ世界を生きる他者を客観した時に初めて、共感は生まれる。他者の状況を客観した時、思いやりや憐憫の感情が芽生える。主観でしか物を見ていない時に、人は共感ができるだろうか?自分のことで頭がいっぱいの人間は、目の前の困っている人に手を貸すだろうか?>


たくさんの問題を抱える今を生きる私たちに必要なのは、心の余裕。問題が山積みなのに余裕なんてないって思うけど、自分ではない誰かを想像する時間は、生活の中に必ず作れる。

ほんの少しの余裕から、学べること、見えること、広がりは間違いなくあると信じてる。

だから今日も少しずつ進んでいく。

発熱中の娘を抱っこしながら、そんなことを思うある日の想い。

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