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すうら
2023年7月8日 22:50
鴎 白溶けむ空へ急いて裸亀貝 濃紺な海神は揺れる小夜 不意に消え 踏まぬ地をあやすかもめ しろとけむそらへせいてくりおね のうこんなわたつみはゆれるさよ ふひにきえ ほまぬちをあやすカモメは白い雲が溶け合う青空の遥か彼方へ飛び去った。果てのない地の底の色を彼らは知っているのだろうか。忙しない声とはためきは、まるで世界から逃避しているようだ。クリオネは深い海の底、濃い青の揺ら
2023年5月14日 20:41
夜闇深くへ歩む小雨はネロリ濡らせし溶けて消えた忘る日を想うそんな毎日のほつれよやみ ふかく へ あゆむこさめ は ねろり ぬらせしとけてきえた わするひ を おもうそんな まいにち の ほつれふと夜更けに家を出て歩きたくなる。目的地などなく、今が何時なのかも曖昧で。庭先のネロリが小雨でほんのりと濡れていた。香りに懐かしさを思い、記憶が蘇る。今の自分はあの頃の自分と同じだ