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ワクワクできず、なにもかもがめんどくさい状態からの脱出方法

いつもありがとうございます。すーです。

自己啓発本やブログを見渡すと、
「ワクワクすること/情熱(パッション)が湧くことをすれば人生が開ける!」
という呼びかけがありますよね。

私自身も、今はそれに近いことを言っています。
「人生を楽しめたら、人生が好転する。」

(情熱はなくても人生を変えることは出来る、と思っていますが。)


一方で、
「情熱?ワクワク? うるさい!そんなわけないでしょ!」
と思う人の気持ちも分かります。

ワクワクすることなんか滅多にないし、情熱は枯れ果てた。ワクワクすることをしたって、人生は変わらない。

昔の私は、そう思っていました。

当時、諦めきれず人生を変えるヒントを求めて「心に響くことだけをやりなさい! 」という自己啓発本を読んだことがあります。しかし最初の数ページを読んだところで吐き気をもよおし、読むのを断念しました。

その本に書いてあることが全く理解できませんでした。「心に響くことがない者は、人間ではない」と言われている気持ちになりました。藁にもすがる思いで本を手にとったのに、突き放されて絶望したのを覚えています。

(今だから分かりますが、本には「対象読者」があるんですよね。その本は、当時の私向けではなかっただけです。)


ところで、私の口癖は「めんどくさい」です。
うつが寛解してからも、大抵のことはめんどくさいです。ワクワクよりもめんどくさいが勝ちます。一日中だらだらゴロゴロしていたいです。

「ワクワクできないのは、めんどくさがりすぎるからでは?」

そう思ったので、こういう本も読んでみたんですよね。


結論としては、「めんどくさい」はなくなりませんでした。

でも、本の最後に大切なことが書いてあったんです。


■なにもかもがめんどくさいなら、疲れすぎている

手元に本がないので記憶で書きますが、

「なにもかもがめんどくさいなら、あなたは疲れすぎている」
「まずはしっかりと休息をとりましょう」

という旨が書いてあったんですよね。

それを読んだとき、私は「へぇ~大変な人もいるもんだな」と他人事に思っていました。

自覚がないのは恐ろしいことです。今振り返ると、当時の私は精神的に満身創痍でした。楽しいことに反応できない、消耗した状態だったと思います。うつ病の薬を飲まなくても生活はできていましたけれど、心は疲れていました。


人生戦略の大前提のひとつは「消耗しないこと」です。

消耗している状態から何かをしようとしても、戦略として破綻します。ギリギリ保っていた「最後の糸」が切れてしまったら、自分で自分を殺すしかなくなります。まさに自殺行為です。


また、有利で楽しい人生に必要な要素は、余裕・選択肢・決定権です。

消耗している状態だと、3つの要素のすべてが損なわれます。

疲れているから余裕なんてない。
ましてやワクワクできる余裕なんかありません。

余裕がないから、選択肢があってもそれを選ぶ気力がありません。

そして、選ぶ気力がないなら、決定権がないのと同じです。


決定権がないなら、人生戦略の2大要素
・自分が持つものを変える
・自分を取り巻く環境を選ぶ

もやりにくくなります。

楽しい人生にすることが難しくなってしまうのです。


■「ワクワクできない」は、消耗しているシグナル

「ワクワクできない」とか、
「何もかもがめんどくさい」は、
いまは消耗していますよ、というシグナルです。

そのような状態のときに、無理をしてワクワクを見つけたり、頑張って動く必要はない、と私は思います。

精神が十分に休まれば、自然と、小さなワクワクが生まれてきます。

(・・・と書いてある本に何冊も出会いましたが、少し語弊があると思います。劇的なワクワクを期待しないのがコツです。私は「なんとなく楽しい気がするかも?」というふわっとした意欲を大切にしています。)


■精神の休め方

なにはともあれ、精神を十分に休めるのが先決です。
休息の仕方にはコツがあります。

精神を作り出しているのは、結局のところ「脳」や「身体」です。「休息を取りましょう」と言われたとき、身体を休める人は多いでしょう。一方で、脳を休めている人はどれほどいるでしょうか。

精神的にボロボロになっているとき、優柔不断になったり、普段なら選ばない悪手を選んでしまうことはありませんか? 頭が回らない、という状態です。そういうときは決断力が消耗していますし、決断しなければならない環境そのものがストレスになっています。

精神がボロボロになっているときの休息方法は、「決断力を温存できる環境に身を置く」と言えると思います。

(うつっぽいときは、「自分自身に課す厳しいルール」や「認知の歪み」なども精神を消耗する原因となっているでしょう。しかし「選択そのものが少ない環境」に身を置けば、おのずとルールも緩む、と私は考えます)


私が気をつけていたことは、次のとおりです。

・スマホゲーをしない

ゲームはストレス軽減に役立つという研究もあるようですね。でも疲れすぎているときには逆効果だと思います。

わずかな判断も、塵が積もれば精神の疲労に繋がります。特にスマホゲームは、小さな報酬が続けて与えられ射幸心をあおるものが多く、長時間やってしまいがちです。危険です。

私は、スマホゲーを辞めたら、現実世界で少しずつワクワクできるようになりました。

・スマホやパソコンに触らない

できれば、スマホやパソコンにも触らないほうがいいでしょう。反応すべき刺激=決断力を消耗する、と思うくらいで丁度いいです。スマホやパソコンは、色や音や情報の刺激を脳が求めてしまい、長時間さわってしまいがちです。

対策として、私は、スマホやディスプレイの光度を限界まで下げていました。画面をグレースケールにするのも良さそうですね。


・テレビやニュースを見ない

個人的にはこれが一番効きました。テレビ等を見ることをやめたら、気持ちがかなり軽くなりました。

テレビやニュースは、見ているだけで細かな決断を強いられて消耗します。近ごろは、ほとんどの世代でテレビを見る人が減っているようです。この流れに乗って、テレビを見るのをやめてみるのもいいと思います。

・息をしているだけで100点!あとは何も考えない

べき論を排除します。息をしているだけで100点!

何かをしても、何をしなくても、気にしない!
だって息をしているだけで100点だから!

気が向いたら、日記をつけてみてもいいかもしれません。


・その他


ワクワクできず、なにもかもがめんどくさい状態からの脱出方法

刺激を減らす。
決断力を温存できる環境に身を置く。

そして、脳を休める。

これが「ワクワクできず、なにもかもがめんどくさい状態」からの脱出方法だと、私は考えます。


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