ハーフの子から知ったこと

こんにちは、すうじょうです。さて、今回はエッセイのようなものをまた書きたいと思います。目的は、私の経験と考え方を伝えるためで、これからも自由に書いていく予定です。

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これは、私が高校生だった頃の話。高校に入ってすぐのクラスでその子と出会った。プライバシーの関係で深くは語れないけれど、大丈夫そうなことだけ話すと、彼はフィリピン人と日本人のハーフだった。また、中学校のときに日本に来てそれまではフィリピンに住んでいたという。そして、これが自分では無宗派のつもりの私にとって初めての特定の宗教を信じる人と出会いだった。もちろん、それは新興宗教ではなく、有名な宗教の1つであるキリスト教だった。宗派までは聞いていないはずなので、推測でしかないけれどおそらくカトリック派だったんじゃないかと思う。その彼からは多くの刺激を受けることができたと今当時を振り返りつつ思う。

当然だけど、彼は、英語が話せた。そう、フィリピンの公用語の1つは英語だからである。世界の多くの国は公用語に英語を採用していたり、英語が話せる人が多くいるという国が多いことは知っていた。けれどもペラペラなネイティブが同級生にいるというのは初の経験だった。

高校に入ってわりとすぐに彼とは仲良くなって、比較的よく話す相手になった。その彼からはいろいろな話を聞くことができたが、印象的なものしか記憶に残っていないのが残念だと今は思っている。ここからは、それをいくつか話そうと思います。

外国語が話せる

まず、最初はこれについて話すべきでしょう。先程、彼は英語を話せたと言ったが、フィリピンの公用語には民族の言葉であるタガログ語もある。それも一応話せると言っていたが、最近使っていないので少し忘れていると言っていた。また、フィリピンでインターナショナルスクール?か何かに通ってそこでスペイン語など複数の言語を学んだという。ただ、会話が問題なくできる程度までは学ばなかったそうで知っているというだけのようだった。彼は英語が使えるネイティブなので、毎回英語のテストはほぼ満点でした。ちなみに、彼から私が英語を学んだことはありませんでした。

キリスト教をまったく知らなかったと気づく

次に話すのは冒頭に触れたキリスト教についてです。冒頭でも言った通り、私はキリスト教を信じる同級生は初めてでした。と、いっても基本的には他の人と変わりませんでした。しかし、気になったので本人に聞くと意外と色々と知らないことがあると自覚させられました。まず、毎週日曜日に教会に行っているというのです。教会の存在自体は知っていたものの実際に行ったことのない私にとっては想像があまりできませんが行っているのでしょう。そして、模試などが入って、日曜日に教会に行けない時は別日に代わりに行くそうです。そして、彼の信じている教義?によると、ヘビに似た動物は食べられないそうです。だから、ウナギは無理のようですが、そもそも高校生がウナギを食べる機会なんて全くと言っていいほどないので支障はありませんでした。そして、最も驚いたのは断食の存在でした。一年に一回(キリストが誰かの誕生日付近だったような気がしますが忘れました)、24時間食事をしてはいけず大笑いしてはいけない時があるとかだったと思います。とはいっても、そこまでキツいものではなかったような気がします。これで、私は全然実際の宗教というものを知らないんだなとつくづく感じました。

外国の教育を少し知れた

私が彼から聞いた話はキリスト教のことだけではありません。彼がフィリピンで学んだことについても聞きました。確か、そこそこ頭の良い学校に通っていたから、数学とかを結構学んでいたそうなのですが本人曰くあまり覚えていないそうです。その時に同時に特徴的な彼の友人についての話も聞きました。残念ながらその友人の話は覚えていませんが、そこで話した別の話は覚えています。彼の友人が彼宛に自作ウイルスを送ってきて、面倒だったことがあったとか。私からしたらなかなかの子どもだなと思いますが、まあフィリピンにいた頃の彼の周りではそういう人がたくさんいたのでしょう。羨ましいようなそうじゃないような複雑な思いです。

ちなみに彼のフルネームはかなり長く、パスポートはその短縮版、学校ではそれを少し短縮した姓名版で暮らしていました。私と何人かの人は在学中、彼からそのフルネームを聞いて完全に覚えました。銀魂のビチグソ丸やフルネームが長いプリキュアの名前やVtuberのえるのフルネームは覚えていませんが、彼の名前は今でも完全詠唱ができます。余談ですが、小学生の時に寿限無の名前もフルで覚えました。

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以上、私の心に残っている出来事の紹介とそれから学んだことでした。では。

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